DA6&DAY3=DAY3 手段
「急に帰るだなんて酷いじゃないか。僕からも聞きたいことがあるというのに」
「僕の目的は話した。それで良いじゃないか」
「いいや、質問に答えてもらうよ。君のその目的を達成するための手段だ。それが聞きたい。あともう一つ。君の黄金色の謎が解けたよ」
「もう分かったのか? ならばこうしよう。君の推測が正しければ僕は君の質問に答えよう」
アイツに答える気がなければ答えなくてもいい様に誘導されたか? しかし、ここで戦闘を起こすわけにもいかない。言うしかないか。
「君は他の惑星で神の選抜を意図的に起こし、神になったんだね? 一つの惑星に神は二人いないからね」
「それで?質問はさっきので良いのか?」
「ああ、さっきのが良いよ」
「僕が目的を達成する手段、だったな。簡単なことだ。僕がこの世界の神になればいい。星は神の思うままだ。言い忘れてたか?」
「違う違う。そこじゃないよ。どうやって地球の神になるのか、だよ」
「なに?」
「怖い顔になったね。はっきり言おうか? 君の能力でどうやって神に勝つのかって聞いてるんだよ」
「今ここでお前を殺すことも出来るんだぞ?」
「それは無理だよ」
そう言って僕は透明になって消えた。
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