DAY13 少年

「どうも、こんにちは。」

 そう言って彼女のところに訪ねてきたのは、明らかに少年だった。

「やあ、君か」

 彼女はそちらを見ずにそう答える。

「突然だけど君と二人で話しがしたい」

 その少年はこっちを振り向きながら、

「そこの君、悪いけど席を外してくれるかな?」

その前に、と彼女が少年を静止する。

「君たちは初対面だったね。その必要はないよ。紹介しよう。こっちの少年が神、こっちは僕の後継だ。」

 この言葉を聞き、噛み砕き、理解するまでにかなりの時間がかかったね。

「君も“神の選抜”の参加者かい? しかも彼女の後継だって? じゃあここで死んでもらおうか?」

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