　銃を構えたままで言う。

「お前は僕に対して“能力がない”といったな？」

そう言われたことに対する怒りも表に出さないほどの余裕を持ってそう言う。

「神でもないのに何故能力があると言うんだい？」

　力成基盤も出たままである。

「そんなことだから僕はお前のことを若造というのだ。能力がないのではない。今まで使わなかったのだ！」

　若造と呼ばれた方の横に黄金色の力成基盤が浮かび上がる。

「黄金色とは驚いたね」

「初めから神は僕だと言っているだろう？」

　直後、種の絶滅を感じさせる大きな爆発が起こった。

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