第2話 宇宙人の宇宙人による宇宙人のための調和

 俺は近くの山に避難している。

 それもこれも、あの桃金枇杷子から逃げるためである。

 俺は未来世界と繋がる携帯通信機器で人型宇宙人ロッテンと連絡する。

「追宮信一だ。桃金枇杷子がルールを破ったぞ! そして、俺も道連れにすると言い出した!」

「え、そうなのですか? わかりました、宇宙調和条約違反で桃金枇杷子の居た世界を消します」

 え? いや、待て。今なんて言った?

 ブツっ‼️

 え? 連絡が途絶えた?

 どうなっているんだよ?

「あほおぉぉぉーーーー‼️」桃金枇杷子が急に現れそう叫んだ。

「え? どう言うこと?」

「だーかーらー‼️ わかりやすく説明してあげるわ‼️ 私がもと居た未来世界はその宇宙人ロッテンはまだ人型だったの! それをあんたが密告したものだから、宇宙調和条約違反と見なされて、宇宙人ロッテリーニになったのよ!?」

 え? なんだ、そのロッテリーニって?

「今、私の記憶が書き換えられた! 人型じゃないのよ! ムカデ型で凶暴でズル賢いのよ! ああ、私の居た未来世界の地球がブラックホールに飲み込まれて行く‼️」そう言い終えると枇杷子は泣き出した。

 とりあえず、なんだ?

 ワケがわからん。

 そこで、ひとつのことに俺は気が付く。

「もしかして、桃金枇杷子はもうひとりこの現代世界に居る……?」

「その通りよ! 私は私を止めるためにこの世界に来たのに……!」

 な、なんだってーーーー?!

 それなのに、俺は未来人の決まり、その一を破った枇杷子のことをわざわざ宇宙人ロッテンに、いや、ロッテリーニに話したと言うのか!?

「未来人の決まり、その二を知っているかしら? その一を破ればどうなるか?」

「えっと、その一は恋愛禁止、そして、その二がその未来人の居た世界の他の宇宙人が凶暴化する?」

「そうよね? 宇宙人ロッテンが宇宙人ロッテリーニに変化して地球を強制的に発生させたブラックホールで消したのよ!」

 わあ、よくわからん。



(続く。書いている俺もよくわからんw)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る