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蛇足ではあるが、ゼブラ達商店街のその後を綴ろうと思う。


本を借りたゼブラは家でその本を読んだ。コマーシャルのことはいまいち分からなかったが、有名人が宣伝したらいいことは分かった。


物は試しと思い、ブレイクに相談してみるとブレイクは快く引き受けた。


「とりあえず、ここの商店街のことを言って回ればいいんだろう。」


ゼブラはアピールポイントを伝えて後のことはブレイクに任せた。ブレイクは出来るだけ沢山の人にそれとなく商店街をアピールした。


右も左も分からない新人には自分の経験を話し、慣れてきた奴等にはお得な(食材や消耗品の特売日)日を伝えた。


商店街も努力した。特売日の価格設定や、瓦版での宣伝をここぞとばかりに行った。


各人の努力の結果昔までとは言わなくても商店街の活気は戻ってきた。ブレイクが宣伝した通りのことを商店街が出来たからである。


冒険者からみればブレイクは憧れの存在だ。なんせ「龍殺し」だ。そんなブレイクに勧められたら行ってみたい気持ちも湧いてくる。


そうして商店街にやって来た冒険者を暖かく迎えた。新人にはささやかながらサービスをした。一人前には耳よりな情報を伝えた。


そうして活気が戻ってきた商店街は忙しい日が続いた。それはどこかに行く暇が無いくらいに。

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