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「仕事ですから当たり前ですよ。では、貸し出し手続きに移りますね。冒険者カードを見せてください。」
ブレイクは冒険者カードを渡した。図書館では身元証明が出来るものを提示しなければ貸し出しは出来ない。冒険者カードは冒険者の身元証明が出来る唯一のものだ。
「ありがとうございます、貸し出し期間は二週間です。それ以降は延滞料金として一週間ごとに100銅イェンつきますので気を付けてくださいね。また、紛失やこちらで取り扱えないと判断できる損傷を確認したら、賠償金を支払って貰わないといけないので注意してください。」
「あい、分かった。ありがとうな。」
ブレイクは革袋を大事そうに抱えて出口に向かった。
「こちらこそ、ご利用ありがとうございます。」
司書は90度のお辞儀をして見送った。
ブレイクは早速宿に戻って袋の中から本を取り出した。題名は『今更聞けない?パーティーの作り方』『自然体で話せるコミュニケーションの取り方』であった。
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