2
場所は変わって城下町。
凄い。
言葉が出ない。
ケモ耳率たっけぇw
これもしや獣人の国では?
しょっぱなから獣人の国とか言葉通じるのかね?
「おい人間」
と思ったそばから絡まれた。
「はい、何でしょうか…!?」
後ろを振り返ってみれば大きなくまさんがめっちゃ上から目線(物理)でこっちを見ていた。
怖っ!リアルで熊見たの初めてだけどめっちゃ迫力あるな。
膀胱つよつよの僕じゃなければ漏らしているなこれは。
「てめぇ道のど真ん中で立ち止まるなよ、邪魔だろ?」
「あっ、すいません。すぐどきます」
違う。この熊さんみんなのために注意してくれただけだった。
とにかく迷惑をかけてはいけないので道の端に寄る。
あ、そうだ。
「あのっ、クマさん!」
「あ?」
不機嫌そうな返事しながらしっかり振り向いてくれて目線まで合わせてくれるとは優しいクマさんだぁ。
「冒険者ギルドってどこですか?」
「冒険者ギルドだぁ?もしやお嬢ちゃん冒険者にでもなるのか?」
「そうですけど何かまずいことでも?」
「いや、お嬢ちゃんぐらいだと年齢制限でなれないんじゃないか?最低でも14歳だからな」
さて、このクマさんおかしいことを言いましたな?
まずお嬢ちゃんって、僕は少女と見間違えられるほど乙女な身長でもないし容姿もしてないはずだが?
そして僕の年齢は21歳。
決して子供とは言えない年齢のはず。
「ごめん、クマさんちょっとだけ待ってて?」
「わかった」
とにかく自分のことで困ったらステータスを見ればいいってだれか言ってたような気がする。
「ステータスオープン」
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ヒデリ・シンジョウ 男(娘) LV1
HP20/20
SP10/10(20秒に1回復)
攻撃60(武器55)
防御12(防具8)
属性耐性AAA
特殊能力
状態異常無効
強制寿命 残り:120年
sp高速回復
不死
武器収納
ショップ
武器重量無視(大剣限定)
スキル
チャージスラッシュ:SP2
称号
美少女に見える転移者
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おー?やったな?あの神様擬き。
これからどうしようか頭抱えちゃうじゃんかよー。
とにかくクマさんには僕が成人だって教えないと。
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