第7話 独占欲
今だけ。
今、この行為の間だけでいいから俺のことだけ考えて。
そんな独占欲が身体の奥の奥から湧き上がってきた。
半ば強引に押し倒すと何故か笑みを浮かべていて
「はやく。めちゃくちゃにして。」と、 催促された。
こんな挑発的な催促を受けても尚、理性が保てる程俺は出来た人間ではないからなる様になれと覚悟を決めた。
「やぁっふぅっンぁ、、、」
いつになく積極的な今日の紗奈。
とろとろに溶けた体内に吸い込まれそうな錯覚に陥る。
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翔ちゃんの昂ぶったそれは体内に入るとより質量を増した。
グチュグチュと卑猥な音を立て深くかき混ぜられたかと思えば内臓まで響くほど深く深く突かれる。
繰り返されるたびに、翔ちゃんのこと以外考えられなくなっていく。
「ンッやぁぁッッもっと、、、ねぇッッはぁっ」
恥ずかしげもなく催促しても翔ちゃんの表情は柔らかくて。
わたしの欲しい快感をくれる。
「やぁッッあッふぁ」
緩急はあるものの攻めが終わる事はなく。
生理な涙が止まらなくなる
「ふぁッッッあッッあぁッッッンッ」
子宮をえぐるような責めに耐えきれなくなり嫌々と首を振るが優しいキスが降ってくるばかりで止める気は無いらしく。
「やぁンッッぁふぁッンぁッぁあ」
呆気なく2度目の絶頂を迎えた。
「ひゃんっダメッやぁッッあぁンッ」
彼がイってないので当然といえば当然だが、行為は終わる事なく続いていて制止の声は彼には届かないようだ。
先ほどの責め立てるような動きからゆっくりとかき回すような動きに変わり
余計快感から逃げられなくなる。
「やぁっこれダメぇって」
「お前さっきからダメダメばっかり。こんなにぐちゃぐちゃにして良くそんなこと言えるよな」
やさしい表情のままそんな卑猥なことを言われて子宮の奥がジュンとした。
「もうイクから。」
そう一言告げたら先程の突き上げるような動きへ変化して。
スパートへ向かっているようだった。
「んッーーー」
眉間にシワが寄る苦しそうな表情がなんとも言えない。
こんな事言ったら怒られてしまいそうだけど。
器用にコンドームを結びゴミ箱に投げつければわたしの隣へ寝っ転がった。
快感に追い詰められ流した涙を優しく拭ってくれて、そっと抱きしめてくれる。
あなたの腕の中にずっと守られて居られたなら一体どんなに幸せだろう。
「ごめん、我慢できなかった。」
そう申し訳なさそうに謝罪をされたが、煽ったのはこっちのほうだ。
それくらいの分別はある。
「大丈夫。気持ちよかった。」
素直に感想を伝えれば何故か赤面する彼。
その顔を隠すためなのかギュッと抱きしめられた。
シャワー浴びる?そう問われたが、折角の翔ちゃんの香りにまだ包まれていたくて
「明日でいい」
そう短い返事を返した。
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