神器の勇者(仮)
・異世界召還もの。勇者として召喚された少年の懊悩を描くノワールでもある。
・異世界が勇者を召喚し続けるのはぶっちゃけ惰性である。昔は何らかの敵と戦わせていたが、今日では平和の象徴という微妙な位置づけになっている。
・勇者は神器というチート武器(いくつかある)が使えるが、物騒なので使ったら怒られる。神器も単なる祭具として扱われることが多いのだ。
・それなりに平和な世の中ではあるが、亜人(エルフなど特定の種族でもいい)と人間との間に火種がないこともない。冒頭も亜人によるテロが起こる。主人公はこれを神器の力で鎮圧する。
・祭儀の途中で明らかになるが、主人公は誰かと間違って召喚された(あるいは勇者として期待される何らかの条件を満たしていなかった)。それゆえ、以後、自分を認めさせてやるという欲求を強めていく。が、勇者という立場はあくまでお飾りなのでその機会がない。そこにつけこむのが本作の黒幕。
・亜人を殲滅しようともくろみ、対立を演出するお偉いさんがいる。勇者の承認欲求を利用して神器による虐殺を引き起こす。そして、クーデターにより穏健派を引きずりおろし、虐殺を引き金とした亜人と人間の全面戦争へ。前線に立たされるのはもちろん神器を手にした勇者である。
・魔法がある世界。ただし、亜人の血を引くものにしか使えない。今日、大多数の人間が魔法を使えるのは亜人の血が混じっているから。この事実は公表されているがあまり認知されていない。魔法の才能が優性遺伝なのに対して亜人の外見的特徴は劣性遺伝だからである。これらの事実は終盤明らかになる。
・利用された主人公が最後にどのような選択をするかは未定。戦争の道具に成り下がるのか、それとも……
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