第11話 ハロウィンパーティー
文化祭の当日、私のクラスは『アルプスの少女ハイジ』の劇を演じていた。そして劇も中盤から後半へと差し掛かったのだ。
クララ役のサトミがハイジとハイジのおじいさんの家に訪れた。そこで私とサトミは、こんな会話を交わした。
「皆んなが立てって、立てって! わたしは立てないの…」
こうクララ役のサトミが言うと、ハイジ役の私はこう言ったのだ。
「クララのバカっ! 何よ
こんなアニメの名シーンを私とサトミが演じると、会場の観客も『アルプスの少女ハイジ』のアニメを思い起こし
そして私は最後まで、主役で有るハイジ役を
「自分を支えてくれる仲間が居たから。そして会場に足を運んでくださった観客の皆さんが居たから…」
私のこの気持ちは
つづく…
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