オート周回でダンジョン攻略

作者 由岐

16

7人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★ Very Good!!

「スキル」「ダンジョン」「魔法」

これらから、昨今増加しているありきたりの商業小説にも見えましたが、この小説は読めば読むほど、何とも面白い。

まず、それぞれの描写が丁寧で読みやすい。

何やら畏まった小説的描写を多用することなく、かと言って稚拙でもないその描写は読み手に不快感を与えず、すっとこの世界に浸らせてくれました。

次に、登場人物たちに厚みがある。

厚さと言っても、皆太っているとかそう言う話ではなく・・・、あぁ、彼らはこの世界で生きているんだなと思わせる、信念やら欲やら愛情といった人間(エルフもね)の心の厚さを感じました。

さてさて、これから主人公たちがどのような”探索者”になるのかに期待しつつも、私個人としましては、彼らを待ち受ける魔物たちの活躍にも期待しております。

進め、主人公!阻止せよ、魔物たち!!

明日はどっちだ? ダンジョンだ!!

★★★ Excellent!!!

お見事! と思わず手を打ってしまいたくなるタイトル。
そして丁寧な文章で綴られた読んでいてワクワクしてくる素朴なハイファンタジーです。

「ザインの大冒険」なんてタイトルだったら間違いなく私は作品の魅力に気付く事もなくスルーしていたことでしょう。
この辺り本当に見習わなくてはな、と思います。

そこは誰もがスキルを持ち、ダンジョンを探索する王道ファンタジーの世界。そこで主人公に与えられた技能はまったくの新種にして未知のものでした。
その名も「オート周回」のスキル。
本人ですらよく分からない、使い道もわからない謎のスキル。
それを駆使してザインは一流の探究家になれるのでしょうか?

お手本のような王道ステキファンタジーをお探しの貴方へ、是非!