終劇 淫夢は踊る
「もとぉ!お願いもっとぉ!」
「ぐうう!」
男がいた…
女がいた…
そこは淫魔の姫が拵えた空間である。この魔空間では人間の男や女だけが支配影響をうけるのではない。闇夜の恋人たるサキュバスの淫魔因子を大いに刺激しそれゆえに女性感を数倍に増幅させてしまうのであった。
淫魔が甲高く劣情に鳴いている…
上級淫魔たる有栖種でも堪え難いこの衝動に溶けそうとばかりに…
サキュバスに魅入られた者どもをより堕とす夜魔の国で体内の淫魔の呪いを増幅成長させる効果があり孵卵器めいていた。
下腹部の刻印がより怪しく輝くと淫魔たちは快楽に踊りだす。
闇の眷属はビクンビクンと雪肌色白の女体を桜色に妖艶に可愛く染めていた…
「ねえ…もっとぉお願いもっとぉ!愛してぇ!」
「おい!ちょっと待てお前!」
凄まじい美女。少しサドっ気がある美人でありSMの女王様やバニーガールが似合いそうな絵に描いたような夜の闇の女。
格好からしたら男を食い物にする魔女といった所であろうか、だが真逆であり男に抱かれるそう熱愛される事をこの上ない喜びとしていた。
「いいわぁ!いいわぁ!」
「くぅ閉まるすげえ!」
筋肉質の男性に自慢の乳を揉みくちゃにされ彼女は歓喜の叫び声をあげ愛にうなれた獣はより甲高く叫んだ!
「はあ、はあ!いいのかよ本当にいいんだな?!」
「お願い!滅茶苦茶にして!痛いぐらいが気持ちいいのぉ!」
女を数倍に感じてしまう肉体は初めてであったが男を受け入れていた。
バックからこのエナメルのハイレグ美女を突きまくりハイレグの鋭い漆黒鋭角からタイツをビリビリに破く若い男の息吹を彼女は感じ取る。
「オラオラ!」
「いい!それいいのおおお!」
問答無用にレオタードから白い乳房をひん剥かれ病的な雪の美白が真っ赤に高揚する。
そして劣情が最高潮に達すると女の腰から生えたぶっとい何かが発射くるってぶちまける!
「もっと、愛して化け物でも愛してぇええ!」
その美女にはぶっとい尻尾が生えていた!
「本当にお前て清鹿なのか?」
目の前の長身の美女いいや美しき女悪魔たるサキュバスに青年は問いかける。
「清鹿じゃなくてよ…凶香よ…」
有栖種のエルダーサキュバスはうっとりと恍惚すると目の前の餌を見つめる。
ビクン…
それは男脳を高ぶらせる魔眼であり。この世の美とも思えない夜魔をより美しく見せてしまう。かつ元が美しい姿ゆえより綺麗に…
「でも、夢魔の国に堕ちた清鹿のなれの果てでもあるわ…」
ゆっくりと男子高校生に半裸の美女がよりそうと耳元にサキュバスのフェロモンをたっぷり含んだ吐息を色っぽく吹き付ける。
どくどく!
すると忽ちに男精の生産し狂ってしまうではないか!
「きゃ!」
力まかせに青年は自分より高い長身の美女サキュバスを押し倒す。
「らめぇ!尻尾はらめ!溶けちゃうの!」
ビクン!ビクッ!
畝る尻尾はたしかに他の淫魔美少女よりも太くたっぷり発育をしていた!
「それにしても凄いおっぱいだな清鹿っあああ!」
「にゃぁああ!んーーーーっ!」
清鹿じゃないわと反論したい所だが女の快楽に慣れきれない肉体は乳揉みだけでも反応してしまいカチッと外された淫魔の宝石のホックを合図に金銀で縁取りされたブラからたわわな双球の果実がこぼれ落ちるもおもいっきりバックから鷲掴みにされる。
「いいやオマエは清鹿だ!俺は詳しいんだ!こんな姿になる事は元々男が好きなんだろ!男にだかれたい乗られたくて堪らなかったんだろ!?」
「そうですぅ!清鹿は変態でした!前から男の人が好きだったの!」
キャ!とばかりに淫魔姫は自らの口を閉じたが遅かった!
「あ、あら何を言わせるのかしら?あたくしは淫魔姫よ、まだ融合しきれてなくて不安定でアアン!」
膨大な男精が流れ込む!淫魔にとって白濁エキスはより脳髄本能を激怒に興奮させる効果があり体内のサキュバススライムが沸騰すると文字通り溶けてしまいそうになる!
かつ夢魔の国の中ではそれすらも数倍となりより淫魔姫は踊ると一匹のサキュバスとその恋人はぐったりと倒れこむ。
「うわぁあああああーーーーーーーーーーーー!」
慌ててボクは目を覚ました。そして胸板とパジャマのズボンに手を突っ込み自分が男である事に深い安堵のため息を吐く。
最近になって冬雪清鹿は悪夢いいや酷い淫夢に襲われていた。
サキュバスのお姉さんに襲われて自らもおっぱい美少女にいいやサキュバスにされてしまう、いやなってしまう夢…
そして悪友とのエッチい事…
舞台は変わり次は淫魔娘の皮を装備して逆に飲まれる夢…
かと思えば性転換体質に覚醒しそのまま他の変身美少女とのエッチい事…
「どうなってるんだよ…」
夢なのか?現実なのか?分かっている事は既に自身が危険な領域である事だ。
「病院にいいやダメだ!」
自分が異常者と言ってるようなモノであり、敏感な年頃の男子高校生は自身の欲望に震えるだけであった。
「そんな欲望持ちかよボクって?」
鏡に色白美白な自分のそうとても情けない顔が映る。顔面偏差値では上位に入るとか言われたが、顔が女の子でしかないのだ。
「ふーーん。記憶の操作ができなくなったようデスか?」
「ファ?!」
鏡が突然にいいや、清鹿そっくりな美少女がそこにいつの間にかいるではないか!
「だ、だだれ?」
答えるまでもなかった。その闇の眷属には禍々しい角があり背中には悪魔じみた翼が備わりかつたっぷり実ったお尻には黒光りする尻尾が生え誇っているではないか?
「さ、サキュバス?」
「ウフフそうとも言われてるワ」
宝石の美しすぎる瞳が脳髄にささるとボクは身動きがとれずに甘く痺れ狂った!
「あふぅ我ながら泣き顔も可愛いわ、と自画自賛デス」
「な、なにをさっきから…うわぁそんなとこ舐めるなあああ!」
自画自賛?
記憶の操作?
このサキュバス少女とボクはいったいどんな関係なのか?!
そう思いだそうとも凄まじい快感とともに精気をたっぷり食われてしまった。
「ああ、あああ…」
何度も何度もこれを経験してたのか?
「そうね、いくら狩場でも人間を何度も襲ったら死んじゃうデスねそれに自分の肉体なら何百回食っても教会も文句無しデスわ」
意味不明、特に自分の肉体て何を言ってるんだこの悪魔っ娘は?!
いくら我々淫魔には死の概念がないといっても…
「ううぅ頭がああぁ!われ、割れりゅりゅ!」
「もうキミは限界みたいね、また一つになるデス?」
片割れがそう呟くとお互いの両手がドロドロに溶け出す!
「ぎぃぎもじいいい!」
そう、淫魔には個という境界すらも薄い。
「ご名答、ねそして分裂できるなら再融合も可能なのデス」
「ひぃいいい!くっつく同化すりゅりゅ!」
やめろ!食うな!
と言いたい所だが既に喉もドロドロに溶けていた!
だが懐かしい感じでありそう元の姿に戻るという快感が幻想勃起しりゅりゅ!
「だから、元々、冬雪清鹿という人間は死んでいたのよ…そう淫魔化デスかね?」
「う、おっぱいが生えてりゅりゅ!」
女性ホルモン狂ったようなそれは見事なアニメ乳が宙を舞いブラ無しでも形よく生えていた!
「こうやって二体に分裂したときに片一方に暗示をかけるデスの、そうだだの男子高校生とねククク」
下半身であったサキュバススライムが既に一つに収まると豊かな乳房同士が重なる。
淫魔と少年の快感で脳が爆発しても死ぬ事すらできない!そう肉体が数年前いいや数十年まえから女淫魔なのだ!
ごぶぅ!
やがて二つの意識が飲まれると一体の人型は長身の女性のマネキンのような姿になっていた。
ビクンビクンと体内で快楽のやりとりがされる。
大量の男精を吸収して…
そして…
「ああぁーーー!」
彼女が生まれた。いいや元の姿へと戻った!
「ハアハア、ま、魔力が溢れて気持ちいいわ…」
サキュバススライムから現れたのは長身の美女の裸体であり。
闇の快楽に震える自身を抱きしめ豊か過ぎる重力を無視した乳房を両腕に包む。
そこには清鹿という少年は消え去り美しき女悪魔サキュバスが大量の正気の元に変身の余韻に浸っていた。
「さ、サキュバスねアタシて…うう!きたぁああ!」
下腹部に輝く淫魔の印を見据えると自らの存在の回復に合わせてその見事な生尻を雌豹の如くに突き出した!
「あぁあああっ!尻尾がはえりゅりゅ!」
それは女悪魔を象徴する淫魔の尻尾であった。
「しっぽおお!いいのいいの!」
人間の女からサキュバスへの変態へかけて尻尾がニョキニョキ音を立てるのを右手で扱き中学年男子のごとく淫魔のエキスを発射させると左手は自らの胸を揉み解していた!
かつ淫魔化により胸もより見事に膨らみ膨張すると残っていた男子高校生の意識がゴクリと喉を鳴らす。
メキメキ…
そんな乳房の果てしない増長に続いて顳顬から生える二対の邪悪な角。
「ぐぅ背中があああ!」
痛みは一瞬でその後は快楽に変換されるそんな淫魔の性質を味わいながら背中から蝙蝠の翼竜状の巨大な翼が生えていく!
「はあはあ、やっと元の淫魔姫に戻れた…」
意識も女になったようであり破れた男子学生服を不満そうに眺める。
すると高濃度の姫の瘴気により淫魔触手が全身を覆い始めた!
「ぐぅう!この触手このぉ味この香り!たまんないのおお!」
人間の女性を淫魔の世界に堕とす変身触手!
それは闇の眷属の淫魔呪いをも掻き立てられ清鹿いいやなれの果てたるサキュバス凶香の女性感をおおいに喜ばせた!
「ああ、きもちいいお…とけちゃうおお…」
じゅる…
それは触手服めいたレオタードとなり闇の女王のドレスとなる。
「あああ、ああ!」
呪力強化が数倍となり美女淫魔の角に宝石のようなモノが宿るとそれは全裸よりも卑猥な露出度となる。
だがそれは高貴でもあり縁取りには金銀装飾と淫魔の呪詛の宝石がちりばめられ女王と名乗るに相応しいモノであった!
「さてとそろそろ開店のようね…」
そこは夢と現実の境目であった。その闇店の前には『淫魔姫のTSサロン』と呪詛文字で書かれていた。
「ようこそ、ここは夢と現実の境…TSサロンへようこそ!貴男を歓迎するわウフフ」
長身の美女がそう微笑むとその瞳は少年のように悪戯に歪む。かつ上級淫魔の魅了凝視が視界に入れた男子高校生の脳を焼く!
「さあ、どんなプレイがお好みカシラ?」
その絶叫は店の外まで聞こえたがやがて男か女かわからない声となり最後に二人の女のエッチい鳴声になり果てていた…
サキュバスかあっ! かんなぎらぼ @378403
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