第110回:名前あれこれ

・今回のテーマ

ある種の補講になりそうですが、名前のネーミング注意事項です。さっくり終了系ですが、ネタがあれば別の機会で補講も行う予定。

(一部、どうしても説明するのに止む得ない事例を出していますが、ご理解ください)


小説にしても名前が若干由来で被るのは仕方がないにしても、同じような名前の主人公が同じような展開で……と言うのは、さすがに訴えられます。コピペを疑われますので、題材被りをしそうな場合は主人公の名前などを変えましょう。主人公の名前などは、作品名と共にもう一つの看板とも言える物なので。


こういう場合は被りも仕方がないネタとしては、『戦国無双』と『戦国BASARA』に代表される戦国武将、三国志や水滸伝を元ネタとする武将各種、第2次世界大戦までの実在人物でしょう。作品等によっては女体化とか獣化、ロボットになるケースだってあります。稀に武将の血を継いでいるという事で名前が変えてある人もいますが……。『銀魂』も有名な偉人が元ネタのキャラもいますが、名前が微妙に変えているケースもありました。これはレアケースと思いますが。


さらに配慮しないと不味いのは、とある業界……AV業界の人物名と被ってしまうケース。DMMGAMES.R18で展開しているソシャゲの中には、そのままの芸名を出しているケースもありますが、これは許諾されている事例です。


しかし、中にはリサーチをしたのに偶然被ってしまう事例だってあります。こちらに関しては意図的に狙ったようなケースでない限りは、大変な事になるのは言うまでもありません。1話限定のモブキャラ等であれば実害も少ないですが、これがレギュラーキャラとなると……既にお分かりですね。


特にキッズ向け、ホビアニ、幼児向け系列ではその辺りも調べた上で名前を決めているのですが、それでも被ってしまう事もあります。実は、このケースはプリキュアシリーズで本当にあった事例。気になる方は、各自検索で。ただし、作品が作品だけに「」の見ていない所で調べてください。


さすがに名字+名前以外の芸名まで被りがないか調べるのは、さすがに厳しいものがありますし、放送前には被っていなかったのに、放送中にリリースされた新人作品で出ていたり……。色々と大変なのですよ。


くれぐれも、有名な芸能人と名前が被ってしまうのは避けないと……と言うのは、こう言う事情もあるからなのです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る