第84回:小説はフィクションである

・今回のテーマ

あっさり終了系です。テーマはタイトル通り。


小説が「フィクション」なのは、小説家になろうの「異世界転生」や「異世界転移」の作品を見れば分かりますよね。「ノンフィクション」は、どちらかと言うと「エッセイ」や「ドキュメンタリー」のようなジャンルです。稀に「エッセイ」でもフィクション要素が含まれる作品もありますし、歴史ジャンルでも創作歴史や架空戦記の様なカテゴリーがありますので、ジャンル分けをしないと作品を探しづらいのはお分かりいただけるかと。


しかし、中には舞台が実在する場所と言うノンフィクションに見えなくもないようなフィクションも存在します。特に現代ミステリー物とかヤクザ系のような作品は題材的な都合でノンフィクションに見えてしまう気配もあるでしょう。

(異世界を舞台にしたミステリーやヤクザが異世界転移もあるかもしれませんが……稀と言えるかもしれません)


ライトノベルは基本的にフィクションなので注意書きは必要ないよね……と言う事で後先考えずに犯罪ネタ等を入れていくとどうなるのか? 賢い方はもう分かるでしょう。「この作品を参考にして犯罪が起きるかも……」と言う事です。以前にもさらりと話題にしたので、そう言う事なのか、と気付く人もいるかもしれません。


フィクションだからと言って何でも書いて通用するのは、せいぜいキッズ向けアニメやホビアニのカテゴリー、女児向け漫画やアニメ辺りまでです。中高生向けの作品は、リアリティを求められるだけでなく細かい設定や矛盾しないような展開も求められます。

(最近だとホビアニカテゴリーでも、何でもあり要素を入れなかったり、中高生向けな作品もありますが……)


この創作ノウハウ自体が人を選ぶ講座ですが、次に自分が創作ノウハウを書く事になったとしたら……という部分を考える事も重要になるでしょう。

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