第80回:対なる人物、存在理由
・今回のテーマ
これから数回もテーマで行きましょう。以前にやった「対の存在」の人物版です。
その際に「第1話に出すべき」とも言及しましたし、その理由も「早い内に主人公と対する存在をアピールする為」と。
では、「対の存在」が存在する理由とは何でしょうか?
答えは簡単、別ジャンルで言うとズバリ「対戦相手」です。スポーツ物では1人でプレイする様なスポーツは存在しません。野球やサッカー、駅伝は複数人前提スポーツですので、1人では成立はしないでしょう。卓球のシングルでも対戦相手は必須なので、相当なスポーツでない限りは対戦相手が存在します。CPUが相手の麻雀ゲーム等でも、CPUが対戦相手ですよね? つまり、そう言う事かもしれません。
カードゲーム物でも、様々なデュエリストが登場し、話を盛り上げていきますよね? 他のゲーム物等も同じ理由です。ソロプレイなRPG等のケースではない限りは相手がいます。RPGやリズムゲーム等の場合は対戦相手ではなく、ラスボスだったり難関のボス曲が対になる存在と言えるでしょうか。人物としての遂になる者ではなく、対になる存在と言えます。
主人公の日記を題材にするにしても、誰かと出会ったり、テレビでニュースを見たり等の出来事はあるでしょう。「何も起きなかった」では読者も飽きてしまいます。だからと言って、炎上するようなネタを投入するとブーメランとして自分に跳ね返ってきますので、くれぐれも炎上行為で閲覧数を稼ぐような行為は止めましょう。
こうした事から、対の存在とは話を進める為のキャッチボール相手とも言えるかもしれません。
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