第79回:正義のヒーロー、その価値

・今回のテーマ

ずばり、ヒーローの価値です。前回、価値を勝手にゼロと考えてはいけないという話をしたと思いますが……。


ヒーローは基本的にバトルで真価を発揮するような気配もあります。しかし、彼らはバトル以外でも価値があるのは明白でしょう。『レスキューフォース』及び『レスキューファイアー』、『マシンロボレスキュー』はヴィランとの戦いもありますが、基本的には救助活動がメインです。マシンロボレスキューでは犬を探す為に全部隊が出動する様な物もあったり……。

(ヒロアカでも救助パートがありますが、上記作品はほぼ救助シーンもあるので)


救助以外では、地域振興的な意味でご当地ヒーローと言う概念が存在する『アクションヒロインチアフルーツ』でしょうか。これは例外中の例外で、メインは後楽園ゆうえんちのようなヒーローショーで活躍するご当地ヒーローです。ちなみに、アイドルランキングの様なヒーローランキングもあります。ある意味で、アイカツ!等のアイドル物をご当地ヒーローでやっているような複数ジャンル物と言えるかもしれませんが。


バトルの評価だけでなく、それ以外で評価が落ちてしまう様な事案もあったりします。『GetRide!アムドライバー』ではある人物による告発で「アムドライバーとバグシーンのバトルは自作自演だった」という衝撃的な事実が判明、ヒーローの評価が思わぬ所でダウンしてしまうのです。しかし、それでも全てのアムドライバーの価値が下がったのではなく、思わぬ所で評価を上げていく勢力もいるのですが……。


そう言った価値を巡るサイドストーリーも、さりげなく重要になってくるでしょう。小説本編で使えるようなストーリー素案が思いついたら、プロットの空白をなくしていくような感覚で追加していけば、プロットの情報量も増えていくでしょう。


……という具合で「ヒーロー物」の集中講義は終了です。次回からは再び小ネタに戻る事でしょう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る