第61回:ネタが先に出されても

・今回のテーマ

万が一、自分の考えていたアイディアが先に出された……と言って没にして次のネタをやり直す。あるあるですね。


しかし、先に出されたからと言って丸被りで100%パクリと炎上しそうな場合以外ではアイディアの調整を行えば、案外と行ける場合があるのです。どうしても不安があれば、なろうやカクヨム等で自分の作品と被るような作品がないかタグや関連ワード等で検索するのも一つの手ですよ。


今回は自分の場合の実例を出す事に。その一つとして、レースサーキットでマシンを使ったリズムゲームと言うネタを考えていました。これはブログの方で言及した事がある話です。


しかし、このアイディアと似たような作品は別の形でリリースされました。その作品は「SOUND VOLTEX」(コナミ)と言うのですが、乗り物ではないにしても、リズムゲームである事やプレイ画面等の大まかな部分は小説のネタで考えていた「ソレ」と似ていたのです。プレイの方式は「beatmaniaIIDX」(同じくコナミ)等のノウハウと同じ部分もある為、全く同じようなアイディアが被った訳ではないと思いますが……これに関しては実機が出た際にプレイして、驚いた記憶もあったり。


最終的に、アイディアを色々と調整した作品であるリズムゲームプラスパルクール等でリベンジする事になりました。その数年後、今度は「オンゲキ」(こちらはセガ)というスポーツとしてのリズムゲームな作品がリリースされて、さぁ大変というのが現在進行形……。


先駆者とネタが被っても、最初に言及した通りに「丸被りで100%パクリと炎上する」事がない限りはアイディアの調整で済むことだってあるのですよ。

(ピクシブの人気ジャンルを題材とした二次創作では、さすがにネタを出さずに没にするケースが多いですが、これは二次創作と言う事情もあるので、今回は取り扱いません)


異世界転生物や異世界転移にしても、劣化○○という言われ方をするような作品は多数ありますが、それはあくまでも先駆者の作品が大成功をした事例で「便乗商法」等とSNSで思われてしまっている事例です。逆によほどの事がない限りは、まとめサイトの炎上マーケティングやSNS大炎上に付き合う必要性はないと思います。下手に「自分の作品は劣化○○ではない!」と言いたいのは分かるかもしれませんが、言い方や手段によっては自分が大炎上を起こしかねません。そうなってくると今後の活動に支障が出てきますので、あえて落ち着いて様子を見る事もひとつの考えだという事をご理解ください。

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