第56回:舞台を変えると、こう言う視点が見える

・今回のテーマ

今回から数回ほどは異世界向けではなく、現代を舞台とした作品向けの講座を集中的に行おうと思います。


もしも、異世界でゲーム物があったら……。「ノーゲーム・ノーライフ」はある意味でも異世界を舞台にしたゲーム物テイストを持った作品です。


現実世界でゲーム物と言うと「ゲームセンターあらし」のような古い作品もあれば、「遊戯王」に代表される複数のジャンルを扱うゲーム物、アニメ化もされた「ヴァンガード」シリーズも浮かぶでしょうか。


つまり、題材は出来たのに舞台を異世界にすると他と被りそうで不安……と思う方は、まず直しやすい箇所を直して、それでも駄目ならば舞台を異世界から現代に変えてしまうという力技も選択肢の一つになると思います。


しかし、「現実世界でゴブリンしか倒さないゲーマー」とか……露骨なパロディと認識されるような物は、明らかに通らないでしょう。読者も知識ゼロで読む人だけとは限りませんので、指摘されたらおしまいです。


モチーフが被るのは仕方がないのですが、悪意ある便乗商法的な一時的閲覧数狙いやランキング上位で輝く的な物は、小説サイトのガイドラインやルール以前に執筆する姿勢の問題と言えるかもしれません。


たまには読者視点で作品を読み、様々な表現方法等を学習するのも一つの手段と考えられます。作者視点では見えなかった箇所も、読者視点であれば見えるかもしれませんよ。

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