第44回:改めて融合召喚について

・今回のテーマ

タイマー予約シリーズです。今回は以前に言及した融合召喚について。ある意味で桜崎流の方式と言えるアレを、少し触りだけでも説明していきます。


何と、今回は2話(43話と44話)同時公開ですよ。


・用意する物

まず最初に、自分で一次創作した用語集を用意しておきましょう。何故に一次創作なのかは、版権作品の用語をそのまま用いると二次創作判定され、カクヨムでは禁止表現として削除されるからです。カクヨムで許諾されている作品でも小説家になろうでは投稿できない事がありますので、ここでは一次創作を前提に進めます。


二次創作でやる場合は、投稿するサイトのガイドラインと題材とする作品の公式ホームページを必ずチェックして、ガイドライン違反でないか確認をしたうえで実践してください。


なお、用語の作成方法は今までの講座を参照に作りましょう。ある意味で実践ですね。


それ以外では「異世界」にするか「現代世界」にするかで題材が異なります。異世界の場合は用語集に加えて世界観を仮組みしたテキストを用意しましょう。現代世界の場合、ウィキペディア等で舞台にしたい場所を何となく眺めて舞台とする場所を決めておきましょう。自分の場合であれば、主に埼玉県が舞台なので埼玉県のグーグルマップとか中立的な資料が用意できればよいでしょうか。


・やり方

「「用語集」と「舞台」、「世界観」を融合!」です。膨張抜きでこれなので別の意味でも参考になるかどうか微妙なのですよ。


桜崎流のノウハウを公開しているので、「何を言っているのか分からない」と言う人もいるでしょう。しかし、第1回で『いきなり世界線シリーズでもやっている有名手法について』と言及しました。既にこれと似たような事は以前に言及済みだったというオチなのです。


この時には色々と恵方巻き問題をテーマに一例を出しました。それが一種の「世界観」なのです。そうは言及しませんでしたが、何となく察する事は出来るでしょうか。


「ゼロから世界観を作るなんて不可能」と言う方もいるかもしれません。だからこそ、後述の方法もあるのです。


もう一つのやり方は「気になる作品があれば、それをチェックして自作のヒントとして、自分の小説に仕上げていく」方法です。一見すると二次創作の手法と似ているかもしれませんが、あくまで見たり体験した物を一次創作用のアイディアとして、そこから作品を作るタイプです。


版権に引っかかりそうな専門用語を自分のテイストに変更していき、キャラ等も入れ替えて……。要するに「ぼくのかんがえたさいきょうの」というアレにも近いやり方だと思います。


別の例えを出すとすれば、「ガンダムでバーチャロンのようなゲームを舞台にしたもの」(実際にEXVSがあるのですが……)とか、「アニメやゲームキャラが協力して共通の悪と戦う」(Re:CREATORSやジャンプフォース辺りも該当しそう)という物です。ある意味でも「発想の転換」と言えるような物ですが、この手法を一次創作に転換させて応用しているのが、桜崎流のルーツになるのかもしれません。


過去にスパロボツクールとも言われているSRCにいた事もあるので、それが今の創作ノウハウに繋がっている可能性もあるでしょうか。これも一種の過去の経験値と言えるでしょうか。

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