第43回:フィクションあれこれ
「この講座はフィクションです」
・今回のテーマ
上記のアレでも分かるように、フィクションについてです。この創作ノウハウ自体がフィクション的なノウハウかもしれませんが……ある意味でメタ発言過ぎる気配もしますが。
ファンタジー物では暗黙の了解で基本的にフィクションと認識されるので、注意書きなんていらないと思われますが……異世界転移や異世界転生でも題材によっては注意書きが出たりします。幼女戦記が異世界転生でも世界観的な事情で「この作品はフィクションです」とアニメでもテロップが出ていましたよね。
(だからと言って、ファンタジー物を見る人すべてが暗黙の了解を知っている訳がない事もあるのですが……その辺りはさっくり省略します)
さすがにプリキュア等では出てこない類のテロップナノは間違いありません。この辺りは対象年齢の差なのかもしれませんが……。それ以外の事例では、ホビーアニメだと「ベイブレードは正しく遊びましょう」とか「ルールを守って正しくデュエル」みたいなテロップ(場合によってはアバンタイトル)は出てきます。
つまり、題材によっては「この作品はフィクションです」と断りを入れなくてはいけなくなるのです。機動警察パトレイバーの「10年後において定かではない」も別の意味でフィクションと言う事を認識される高等テクニックです。
(パトレイバーでも「この作品はフィクションであるが……」となっている)
ミステリー物とかサスペンスでは2時間ドラマで「この作品はフィクションです」と出ますよね。さすがにバラエティー番組等では出ません。しかし、場合によっては演出関係で一種のやらせ等の問題も出てくるので、もしかすると別の注意書きテロップは出ていそうですが。
そう言えば、超速変形ジャイロゼッターでは主人公達が自動車を運転するのですが、年齢的な事もあって「現実の法律とは異なる表現があります」と言う様なテロップが出ていました。小学生や中学生では自動車は運転できませんので。
(ジャイロゼッターではAIカーと言う物が存在し、自動車運転が可能な年齢も引き下げられていた為)
その為、基本的に現実でやってはいけないような事を小説で書く際には「この作品はフィクションです」と断り書きを入れるのを忘れない方が重要です。これは小説サイト側で「注意書きがない限り、掲載作品はフィクションです」と明記されているケースもあるにはありますが……敢えて自分の作品でも書いておくことは必要になるでしょう。
自分のように「明らかな犯罪行為を推奨する様な描写しない」様な作風を書くような人ばかりとは限らないので、こういう予防線は出来るだけやっておくのが重要だと言えるかもしれません。
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