第33回:対の存在

・今回のテーマ

タイトル通りです。対の存在に関して解説をする事に。


対の存在と言うのは、恵方巻き問題のプロットでやると、主人公がお客側と以前設定したので対の存在はコンビニですね。もしかすると、転売屋かもしれませんが、この辺りはどういう話の進め方をするかで変わるので。


どの辺りのタイミングで出すべきなのか、他の方の講座も見て「なるほど」と思った部分もあるのですが、これは第1話の段階で出すべきのようです。


つまり、主人公がコンビニに入店し、その後にどのタイミングで遭遇するか……というタイミングで出すのがベストの様子。


巨大ロボットで主人公のロボが第1話ではなく後の話で出てくる作品もあるのですが、これは対にはなっていませんよね。あくまでも主人公の乗る巨大ロボットなので。

(スーパー系だと、合体前のロボが先に登場し、合体後は後に出る話もあります。ザンボット3がその代表例かと)


ロボットものの場合、対になるのは敵勢力のエースパイロットだったりするのが定石です。機動戦士ガンダムのシャアが代表例でしょう。


敵を対の存在にする場合、1話の段階で客にまぎれて転売屋と思わしき人物をにおわせるとか、そう言う噂を聞く等で対応しても大丈夫でしょう。出し方はどうであれ、読者に分かる表現で対の存在を早期に出す事が重要なのです。


ミステリーだと対の存在は犯人かもしれませんし、もしかすると主人公に事件を解決させないようにする刺客かもしれません。どちらにしても、読者に「これが対の存在ですよ」と目立つように出すのが重要らしいですよ。

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