第21回:ネタが尽きるタイミングって?

・今回のテーマ

タイトル通りです。艦これのヒットで擬人化ブームがありましたが、それも最近は落ち着いている気配がします。ただ、同じ題材で違う切り口の擬人化作品が出ているのが今の現状でしょうか?

(同じ題材の擬人化ではアズールレーンが該当します)


動画配信がブームになった事で、「神バディファイト」や「キラッとプリ☆チャン」のような作品も誕生しました。前者は元々がカードゲーム「バディファイト」シリーズであり、後者はアイドルを題材とした「プリパラ」等を初めとした派生作品のある「プリティーシリーズ」です。同じ題材でも違うシリーズであれば取り上げ方も異なりますね。


更には変化球でバーチャルYouTuberが出演する「バーチャルさんが見ている」とか……。その為、あるものがブームになるとそれを題材に出来ないか試行錯誤するケースがあるのです。


アイドル物でも去年にゾンビアイドル物の「ゾンビランドサガ」がヒットしたのは記憶に新しいですよね。つまり、誰かが通った道でも「誰かがやったので二番煎じにしかならない」と諦めるのは早いですよ、と言う話です。以前にもアイディア次第ではどうにでもなる事は説明した通り。


だからこそ、あるテーマが被ったとしても「アイディア次第」では何とでもなると改めて提言いたします。ネタが尽きるタイミングは、基本的にはないと言ってもいいでしょう。あるとすれば「その時、考えるのを辞めた」とか、アイディア作りを止めた時でしょうか。


前回も言及した通りに思わぬ所からアイディアのヒントとなる場所もあるかもしれませんので、最後まであきらめずにプロット組みを続ければ、答えにたどり着けるかもしれません。


Aと言うジャンルが被ったが、Bも被るだろう。では、Cを組み合わせて新ジャンルを作ればいいのでは……と言う事なのです。ゾンビランドサガも「アイドル物」にゾンビと言う意表を突くような題材を組み合わせて、予想外とも言えるような評価を獲得しました。最終的には料理をする人の腕が物を言うのです。


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