桜崎あかり流創作ノウハウ、教えます！

第１回：リアルなニュースとの融合

　本来であれば、別の個人企画に参加するつもりが……興味ある企画があったので、そちらへ参戦です。

　本作は『【創作論・評論】とりあえずうんちく語りたい人集まれ〜！』用の企画作品ですが、自分の創作論も含みます。

　第１回は、いきなり世界線シリーズでもやっている有名手法についてです。いわゆる一つの『融合召喚』と言えば、分かる人は分かるでしょう。

『どのようなニュースを題材にしているのか？』と言われると、国内のニュースで芸能ネタとか、あまりにも題材にすると不謹慎と言われるようなネタ以外を使う事が多いです。

（その割には超有名アイドルネタが多いですが、その当時なので……）

　ここでやってはいけないのは、宗教関係の題材を使わない事です。これは海外進出も視野に入れていたりする作者には重要なので、覚えておいて損はありません。過去にも宗教絡みで封印作品となった漫画などもありますし。

（詳細は各自で検索をして下さい）

・早速実例を交えて

『恵方巻きの大量投棄問題』のニュースが最近報道されて話題になりました。記憶に新しいタイムリーなニュースですが……。

　これに「コンビニで行われているアニメ・ゲームコラボキャンペーン」を合体させてみます。

　これによって「コンビニ各社は節分の恵方巻きの販売に変わって、各種お菓子を購入する事でアニメ・ゲーム作品とのコラボしたクリアファイルをもらえる」というネタが完成しました。これを色々なネタと組み合わせて発展させていけば出来上がりです。

「クリアファイルはもらえるが、今度は転売屋とか出てくるのでは？」と悩んだのでしたら、作品中に転売屋を出して彼らにどうやって対処していくのか……というエピソードも完成します。

「大手以外の場所はどうするのか？」という悩みが出来たら、商店街ぐるみで対応していくショートストーリーも出来上がるでしょう。

「商店街でVtuberを作ればいいじゃない」と思いついたら、登場人物やアイテムとして出すのも手かもしれません。

　こういうやり方でプロットやシナリオを書いているので、場合によってはタイムリーな事案でカットせざるを得ないシーンも出る訳ですが……。