第七章
第七章
「ようし。ロープをつければ、本当に産室って感じになったね。さて、もう、準備もできたし、あとは、出てくる赤ちゃん、待ってるだけかあ。」
アリスが、天井の梁に、ロープを取り付けると、杉三がそんなことを言った。
「うん、うまくいったわ。これで、大丈夫よ。」
脚立からアリスが降りると、禎子は、ひとつため息をついた。
「よし、それでは、お茶にするか。もう、淹れてあるよ。」
杉三にそういわれて、三人は食堂に行った。禎子は、産室になれるために、杉三の家で生活するようになっていた。
「なんだか、杉ちゃんのお宅は、古いものがいっぱいあって、なんだか不便そうに見えたけど意外とそうでもなさそうね。」
食堂のテーブルに座ると、禎子はそんなことを漏らした。
「へへん。僕のうちが古いというか、みんなが変な風に改造しているだけの事さ。昔のやつらは、誰も文句いうやつはなかったぞ。」
「そうよ。日本では分娩台なんて使わなかったんだから、そんなことしたらかえって能率も悪くなるわ。」
杉三がそういうとアリスも口を挟んだ。
「まあ、偉い人の言葉を借りれば、戦争で日本の伝統文明は崩壊した、という感じかな?」
これには、アリスも、禎子も思わず笑ってしまうのだった。
「で、禎子さん。赤ちゃんの様子とかどう?」
ふいにそう聞かれて禎子は答えに迷う。
「何も変わらないけど?あんまり動くこともないしね。それにもう、あんまり成長することはないのかな、そんなに体も思いとは感じないわ。」
「へえ、そうなんだ。それじゃあもうすぐかなあ?」
アリスはわざととぼけて見せるが、実はこれ、結構重大なことなのであった。
「ところで杉ちゃん、水穂さんはどうしてる?」
ふいに思い付いて禎子はそう聞いた。
「製鉄所で寝ているよ。ブッチャーと恵子さんに看病してもらってな。」
と、単純素朴な答えが返ってきて、なんだかバカにされたような気がしてしまった。水穂さんのことは前々から気になっている。
「あんまり他人のことは気にするべきではないと思うのだが、どうだろう?」
「そうね。心配事はなるべくならないほうがいいわよ。不安は持っていないほうが楽になれるわ。何かあったら気に留めておかないことも大切よね。」
一言いえば、こういうセリフが返ってくるんだなと、禎子は、ちょっとため息をつくのだった。
「そうかあ、あ、あれ?」
「ど、どうしたのよ?」
禎子は、今までとはちょっと違うかなという、感覚に陥った。
「あ、、、?」
「つまり、始まったというわけね。」
杉三がそう「宣言」すると、アリスが、今のうちに部屋へ行こうかと促した。
「行ってみよう?」
「はい。」
その時はまだ、ちょっと変だな程度だったため、何とか歩くことはできた。のちにこれをやっていて正解だったなと思わされることになる。
そのまま、影山家の空き部屋に行って、着替えを済ませた。とにかく何はともあれ、杉三の家が二階のない平屋であったため、すぐに行くこともできた。
暫くは、アリスと二人、世間話をして楽しんだが、三時のおやつを迎えたころ、痛みが規則的になってきた。そろそろだね、とアリスさんが笑っているのが、なんだかバカにされているみたいで、思わず、
「笑うのはやめて!」
とどなった。途端に、アリスの顔が、普通の人に対する顔から、変わってしまったのが癪に触ってしまう。
「笑っていいのよ。お産はそういうことなんだから。」
と、言われても、痛みのせいで、笑うなんてとてもできそうにない。ただ、馬鹿にしているのではないかという、怒りの気持ちだけである。
「怒らない、怒らない。怒ったらこれからが大変になるわよ。」
アリスがなだめても、怒りは広がるばかり。同時に痛みも強くなり、感覚もみじかくなってくるようだ。
「おーい、お茶でも飲むかあ?」
のんきな顔をして杉三がやってきた。その時にはもう痛みも五分おきくらいにやってきていた。
その杉三の顔を見て、禎子は思わず吹き出してしまった。
「なんだ、笑うなよ。」
杉三が、思わずそういうと、
「だって顔にご飯粒と海苔が付いて、、、。」
と、答える禎子。確かに杉三の顔には、それがしっかりついている。それを手拭いでふき取ったが、そのしぐさは何とも滑稽で、笑ってしまうのだった。
「杉ちゃんって面白いわね。なんでもそうやって、笑わしてくれて。まるで大道芸人だわ。」
たぶん、そうなのだろう。そういう才能は確かにあった。
暫く禎子が笑い続けていると、これまで以上に痛みが強くなった。
「よし、今こそチャンス!赤ちゃんも生まれたがってる。じゃあこれにつかまって。」
アリスが、天井の梁にぶら下げた、例のロープを差し出した。は、はい。と言って、禎子はそれを捕まえる。
「じゃあ、僕は退散しようかなあ?」
男である杉三が、一応考慮してそのセリフを言ったが、
「ま、待って、杉ちゃん一緒にいて!」
と、声を上げる禎子。ある意味情けないのではと杉三は言ったが、アリスはいてやって頂戴といった。
とにかく怖がっているので、人が多ければ多いほうがいいという理由からだった。わかったよと言って、杉三もその場に残った。
「じゃあ、いよいよいきむからね。しっかりね、行くよ、そうれ、」
頷きながら、禎子がいきみ始めた。特にいきみの練習をしているわけではなかったので、規則的にいきむのは難しかった。ただ、アリスさんのもう一回、そうれに合わせて力を入れ、ちょっと休もうに合わせてやめる、それを繰り返しただけである。それだけのことである。ほら、頭が見えてきた、ほら、あたまが出てきた、そういう励ましもほとんど聞こえないで、ただ、痛みの波にのまれていた、という表現が正しいと思われる。
「はい、いいよ。もう一回ね。もう一回でいけるかな?もう、頭が出て、引っ込まなくなったから、もう一息よ!」
「おう、しっかりやれや!」
もう一回でいける?ということは、もう終わりになってくれる?そういうことか!
また痛みが強くなってきた。
「はい。じゃあ行くよ。これで最後になるように頑張って、せえの、」
しっかり頷いて禎子さんがいきんだ。すると、ぬうううっと何かヌルっとしたものが自分も股間から勢いよく出てきた。急速に、痛みはなくなった。
そのあとは、どんな楽器でも模倣できない、赤ちゃんの泣き声というものが聞こえてきて、みんな大喜びとなるはずだったが、、、。ならなかった。
「おい、なんだこれ。赤ちゃんと言えるのかな。なんか、しなびたイチジクみたいだぜ!」
「た、大変。きっと、もう遅すぎたんだわ。すぐに泣かさないとこれではいけない。ちょっと待っててね!」
アリスが、赤ちゃんの足の裏をばしばしとたたいた。それに気が付いたのか、赤ちゃんは、ふんふんと鼻を鳴らし始め、弱弱しい泣き声だったけど、無事に泣き出し始めた。
「あ、よかったよかった。これなら大丈夫だわ。無事に泣き出したわ。本当はね、天井が破れるくらいおっきな声で泣いてもいいのよ。」
「おう、よかったなあ。こいつ、男の子だわ。」
男の子か。それだけでも、ちょっと損をした気分だったが、
「それにしてもずいぶん弱っちい感じじゃないか。大丈夫かなあ。天井が破れるどころか、これじゃ、まるで蚊の鳴くようだよ。」
と、杉三の声がして、ハッとする。
アリスが、赤ちゃんを持ち上げて、隣に置いてあった洗面器で体を洗った。そして彼の体を拭いてやり、暖かくしていたタオルでくるんだ。
そこで禎子は、彼の全身をはじめてみた。初めて。
「こ、こんなにがりがり、、、?」
それほど彼は、げっそりとやせていて、なんだか赤ちゃんというより、老人というほうがぴったりなのだ。そのような感じから、頭のほうが、やたら大きく、なんだか生まれたばかりの赤ちゃん特有の、ふくよかさなどどこにもない。それに、泣き方も弱い。それでは、、、。。
「おもったより、早く出てこれてよかったね。いつまでも、ママの体にいては、苦しいもんね。ごめんね。」
アリスが、赤ちゃんにそう語りかける。
「なんだい?おもったより早く出てこれたって。」
「ああ、あのね。長くママの体の中にいると、ある時期を過ぎると自然に退化して行っちゃうのよ。ほら、杉ちゃんもわかると思うけど、ママの体と赤ちゃんとは、臍の緒でつないでもらって、胎盤から栄養をもらっているでしょ。でも、予定日過ぎても生まれない場合、その胎盤が使えなくなってね、赤ちゃんに栄養が行かなくなってしまうのよ。だから、予定日ってのは遵守しなきゃいけないの。まあ、でも自然分娩で、さほど難産でもなく無事に生まれてくれたし、すぐに刺激をしたら、赤ちゃん泣き出してくれたから、何とか持ち直してくれたかな。よし、それでは、臍の緒を切ろうね。もう脈を打たなくなったから。」
と、アリスはそう指示を出したが、この肝心な時に、禎子は気を失って倒れてしまったのだった。
目が覚めた時、もう布団はきちんと新しい布団になっていた。隣には、例のトンボ柄の着物を着た、老人のように見えるけど、小さな男の赤ちゃんが、ふんふんと鼻を鳴らして横になっていた。この時に、禎子は、赤ちゃんに対して申し訳ないと、初めて、感じた。そう、初めて。
もし、赤ちゃんが長く胎内にいすぎて、退化してしまったのなら、その責任は、全部、私にある。
健康な赤ちゃんらしくなく、可愛いという印象はまるでなく、老人のような、がりがりにやせこけた、赤ちゃんにしてしまったのだから。それでは、大きくなったら何か困ったことでも、出てしまうのではないか、そんなことを予見させるやせ方だった。
「ご、ごめんね、、、。」
禎子は初めて、彼の体に手をかけた。
「あなたを、ちゃんと産んであげられなくてごめんね。」
涙がポロンと出た。
「ごめんねなんて、自分を責めちゃだめだよ。」
目の前に板のは杉ちゃんであった。
「杉ちゃん、もうこんな惨めな姿にして、私どうしたらいいか、、、。」
一気に涙があふれてしまう。
「バーカ!それじゃあ、スタートは切れませんな。いいか、もう生まれちゃったの。こいつは、顔も見ているし、体も見ているし、もう、全部お見通しだぜ。泣いている暇はないよ!」
「そうなんだけど、なんだか申し訳なくて、、、。」
「馬鹿野郎!それじゃダメじゃい!申し訳ないなんて自分を責めている暇があったらな、早くこいつがメラスムスから脱却できるように何とかしてやるほうが先だろ。もう、そういう立場に変わっているんだよ!」
男である杉ちゃんにこうして叱られるなんて、自分も情けないなと思ったが、そう考え直すしかないということも分かった。同時にアリスもやってきて、乳をのませる練習をしようと言ってきたので、杉三は退散した。
ところが、、、。いくら絞ってもたたいても乳はでなかった。
すぐに、粉ミルクに切り替えようと、アリスは優しく言ってくれたが、それで余計に彼に対して申し訳ないと禎子は思った。みんな優しくしてくれるけど、自分は彼に対して申し訳というか、本当に罪深いことをしたのだ。
「あたし、どうしようもないことをして、、、。」
再度、同じことを言ってしまうのであった。
「もう、なったものは、受け入れなさい。もう、開き直りなさい。それでいいのよ。みんなそういうことを繰り返してる。」
アリスはそう言ってくれた。もう、そうするしかないと、禎子もおもった。
「あ、そうだ。この坊ちゃんに名前を付けなきゃならないわ。禎子さん、名前、考えてた?」
と、いきなり聞かれてまた面食らった。名前、なんて、何も考えてはいない。だって、健診も何も受けていないので、男か女かも知らなかったのだ。
「あ、ど、どうしよう、、、?」
と言って、名前を考えようと思ったが、産んだばかりでなにも思いつかなかったのだった。
と、その時、インターフォンが鳴る。
「杉ちゃん、二人ともどう?生まれたって聞いたから、見に来たよ。心配だったので、、、。」
インターフォンの向こうにいたのは蘭だった。
「おう、母ちゃんのほうはたぶん大丈夫だと思う。ただ、赤ちゃんのほうはちょっと問題があるらしい。」
杉三がでかい声でそう言っているのも聞こえてくる。
「ちょっと入らしてもらってもいい?」
「いいよ、蘭。ただ、あんまり長居はしちゃだめだぜ。」
数分後、部屋のドアがギイと開いて、蘭と杉三が入ってきた。
「よかった、生まれたんですね。よかった、それでよかった。さすがに45というと、結構高齢であることは間違いないので、、、。」
蘭は、そう言って母親になったばかりの澤村禎子と、抱かれている赤ん坊の顔を見て、大きなため息をついた。馬鹿にオーバーだよと杉三がその腕をつつく。
「赤ちゃん、男の子だってさ。まあ、赤ちゃんでは男も女もたいして変わらないけどな。」
「そうかあ、それにしても、やっぱり可愛いな、、、。」
蘭は、自身の人間的な一面を見せてしまっていた。赤ちゃんは、どんな人間でも笑顔にしてしまう、不思議な魅力を持っていると思う。でも、彼の存在で、蘭の秘密の計画は、もしかしたらお流れになってしまうような気がする。
「あの、すみません。」
ふいに、禎子からそう言われて、蘭は驚きのあまり、ぶるっと体をふるった。
「蘭さん、お願いがあるんですが。今回、蘭さんとアリスさんにこの子についてさんざんお世話になりました。ですから、最後の締めとして、お二人に名付け親になってもらえませんか。私、どうしても、いい名前を思いつかないんです。」
「え、ええ、ええ?」
蘭は、思わず、でかい声を上げた。
「む、無理ですよ。そんな大役、僕みたいなのに務まりませんよ。僕は知識人じゃないんですから。」
「だって、蘭さんは、日本の伝統的な文様について知識もあるでしょうし、それにまつわる、日本の歴史だって知っていらっしゃるじゃありませんか。時には、漢字を彫ることもあるでしょう?その知識から、選び出してくだされば、、、。」
禎子はさらに、そう切り出した。これでは、禎子さんのお願いもつぶせなくて、蘭はしきりと迷った。
「いいぞ!蘭。お前、こういう大役は一生に一度や二度だ。僕は文字なんて縁もゆかりもないしねえ。」
「あたしも、日本人ではなかったから、正式な漢字の知識はないし、間違った用法で使っちゃうかもしれない。だから、こういうときは蘭がぴったりね。」
杉三とアリスにまでそういわれたばかりか、
「蘭さん、お願いします。あたしじゃ、何も思いつかないので、名前を付けてあげてください。」
と、新しいお母さんにまで頭を下げられ、蘭はしぶしぶ、
「わかったよ。」
といった。
その間にも、ちょっとよわよわしい感じの男の赤ちゃんは、新しいお母さんの腕の中で、静かにふんふんと鼻を鳴らしているのだった。
翌日。
杉三たちが、朝食を食べていると、インターフォンがなった。
「お、名付け親の来訪か。」
杉三が玄関のドアを開けると、蘭は照れくさそうに部屋の中に入ってきた。
「昨日徹夜で考えてきたよ。広辞苑を開いて、一生懸命にらめっこして、考えに考えてきたんだ。やっぱり、人間、多かれ少なかれ、心を揺さぶるようなことを経験するものだ。そういうときに男なら、ドーンと構えていけるくらいの度胸を持たなくちゃ。そのためには、太くて大きな心を持つことが大切だ。だから心が太いと書いてしんた、心太、これでどう?」
蘭は、一生懸命自身で考えてきた名前を言った。すると、赤ちゃんにミルクを上げていた禎子さんは吹き出して笑うし、ご飯を食べていたアリスは声をたてて笑う。隣の杉三だけが表情を変えなかった。
「馬鹿ねえ蘭は。」
と、アリスが蘭に笑いながら言う。
「本当に徹夜で考えたのかしら。面倒くさくて、途中でやめちゃったんじゃないでしょうね?それじゃあ、お菓子の名前でしょ?それをくれたって、赤ちゃん、喜ぶと思う?」
「お菓子?」
蘭はボケっとして、そう言い返すが、
「蘭さん、心が太いと書くのは、お菓子のところてんですよ。息子に間違って、心太と呼ばれたら、私、ちょっと嫌だわ。」
と、新しい母親に言われて、
「しまった!」
蘭はそれを見逃していたのに気が付いた。
「馬鹿だなあ、本当にバカだなあ。いくら何でもお菓子を名前にできるかなあ?」
しまいには文字など読めない杉三まで、そんなことをいう始末だった。
「もう、考え直しよ。ちゃんと考えて。名前は、一生ものよ。蘭がもしお弟子さんをとるようになって、芸名をつけるときが来たら、こういうことをしなきゃならないでしょうが。しっかりしなさい。」
アリスに言われて、蘭は、ああ、ダメだと、首を大きく垂れる。
「分かった。もう考えなおすよ。じゃあ、えーと、どうしようかな、、、。」
しかし、いざ考え直すとなると、何も思いつかないのが蘭だった。昨日、広辞苑と格闘して、漢字の意味などを調べていたのに、その直後にまた同じことをすると、できなくなってしまうようだ。
「ほら、早くして。出生届も出さなきゃいけないのよ。それもしっかり名前を書かなきゃいけないんだから。」
アリスに急かされても、すぐに思いつかないのである。
「ほら、アンタって人は。いつまでたっても踏ん切りがつかないんだから!」
「よし。こうしよう。こんにちは変なキラキラネームというか、変な名前が蔓延っいる。大人になって、子どもが名前を変えたいといいだすのも多いらしい。そんな名前ではなくて、かえって単純素朴な名前のほうがいい人生を送れるかもしれないよ。それを考えて、心太の心だけ取り、太という字だけ残す。太君、というのはどうでしょうか!」
やけくそになって、蘭は、演説するように言った。
「澤村太ねえ。まあ確かに、当面の目的は太らせることだから、いいのかもしれないけどねえ、、、。」
「バカに単純すぎるというか、、、。」
杉三もアリスも、どうもダメではないかと顔を見合わせるが、
「いいえ、可愛い名前かもしれない。」
禎子は、にこりと、澤村太を見た。
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