第87話 ほんのむしの話

 やあ、おいらです。


 ああやっと、大門剛明さんの『獄の棘』を読み終わりましたよ。正直、しんどかった。その前の五冊は飛ぶようにページをめくっていたのにねえ。まあ、題材が暗いから仕方ないのかな。おととい、中公の大門さんの新刊が届いて、大門さんの本、あと五冊あるけど、ちょっと休もうかな。いずれは読むけどね。


 おいら、実は大した読書家ではありません。たかだか十数年の新参者です。だからね、ブックガイド的な本をみると「あー、これ知らない」「この名作が絶版!」って大騒ぎしているのです。いまだってまだ買いたい本がいっぱいあるんですけど、生活が立ち行かなくなるから我慢しているんですよ。


 で、昔はどんな本を読んでいたのかな? 幼少時は姉のお下がりというか棚から勝手に持ち出して見ていました。岩波の絵本がたくさんあったので、眺めていましたね。でも思い出せるタイトルは『どうぶつかいぎ』っていうのだけ。内容は全く思い出せません。それから『いたずら子ザル』のシリーズは好きだった。でも、一冊だけ抜けていて、興ざめした記憶が。なんか今は『おさるのジョージ』っていうのね。

 絵本でいうと『さとるの自転車』っていうのと『不思議なかぎばあさん』というのが強烈に記憶に残っています。前者は珍しく、実母が読み聞かせをしてくれたんだな。そんなこと一回きりでした。後者は作者が実父の知り合いで、もらってきたのを読みました。中に出てくる夕ご飯が美味しそうで、無理やり作ってもらいました。


 まあ、ちょっと成長すると、本棚の上に並んでた、ポプラ社の『怪盗ルパン』シリーズ。訳者、南洋一郎。これはハマって読んだんですけど、実はいわゆる超訳なんですよね。別の訳者の『シャーロック・ホームズ』は読めませんでした。別の出版社の本を図書館で読みました。あとは『ドリトル先生』シリーズね。毎年、春休みにチャレンジするんだけど、最後の二冊が読み切れませんでした。

 それから『誰も知らない小さな国』ハマったね。親に初めて続きの本をねだりましたよ。でも、一巻目が一番面白い。


 でもって、小林信彦先生の『オヨヨ城の秘密』を見つけてしまい、以後、小林信彦フィーバーが大学生くらいまで続きます。いま、文春文庫から出ているエッセイには興味ありません。

 大学時代は、時代・歴史小説ばっかり読んでいました。友達とファミコンの『三国志』を遊んでハマったの。おいら、それまで、吉川英治を知らなかったし『三国志』も知らない。猛勉強しましたよ。吉川先生の小説も読んだし、陳舜臣先生の『秘本三国志』も読んだ。コーエーが出してる『三国志人名辞典』も買ったし、講談社のタイトル忘れちゃったけど、人名辞典も買ったね。


 あとはおきまりの、池波正太郎先生、司馬遼太郎先生ですよね。


 みみません。眠くなったので、また次に。

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