第57話 このかなしみをどうすりゃいいのの話

 やあ、おいらです。


 不定期に書きますと言っておきながら、連投する。三原マジック。仰木マジック。ミスター・マリック。ぼくのりりっく……年寄りには覚えられないよ。


 また、歯が抜けた。クリームパンを食べていたら抜けた。入れ歯は入れていなかった。取れたのは銀歯だった。口の中を探ると芯だけが残っていた。これで、上の歯は残り一本。幸い、残ったのは入れ歯を支える歯だった。でも、もう長くは持たないだろう。Xディーはいつでしょうね。できれば四月までもって欲しい。四月には区役所から呼び出しが来るだろうから、その時ケースワーカーに話す。しかし、あのおばあさんが続けてケースワーカーをするだろうか? あの時は任期の途中で担当ケースワーカーがやめてしまったので、急遽、おばあさんが投入された感じだ。なんだか、おいらは期が終わるまでのショートリリーフではないかと思っている。次にくるやつが、おいらの人生を左右する。おいらは小心だが、気が短い。なんか、理不尽なこと言われたら、ぶち殺してしまうかもしれない。新聞沙汰だ。本名バレるね。ああでも、おいら精神障害者だから、男、無職って出るかもね。都合により年齢は省略しました。

 しかし、おいらの境遇で総入れ歯なんて作れるのだろうか? わからん。

 それにしてもおいらは歯医者運がない。これは何回も言ってるね。子供の頃通ってた菊名の浜歯科はよかったんだけど、お値段がお高かったみたい。今もあの時の先生がやっているんだって。おいらが小学生の頃、もうおじいちゃんだったんだよ。次に行った若葉台の橋本歯科だったかな? ウチの真下にあったからいったんだけど、最低だったな。ここで治した歯は全て取れました。ついで、三ツ沢上町歯科に行ったんですけど、世界最悪の歯医者でした。死ぬがいい。そのあと、幼児歯科がメインの歯医者(名前は忘れた)に行ったんだけど、「もう疲れた」って試合放棄されたの。笑えるね。で、職場に近いからトレッサファミリー歯科ってとこに行ったんですけど、ここも超弩級のポンコツ歯科で、つけた差し歯が一時間で取れて、翌日、付け直したら、また取れて、結局、三回取れた。で、作り直した差し歯も一ヶ月で取れた。さらに、受付のガキ女がお釣りをくれなかったので、そう言ったら逆ギレされた。なので、行くのやめた。それでも、歯を直したいから、勤務地の近くにあった、駒岡歯科に行ったら、超風変わりな先生で、慣れるまで時間かかったわ。でも、慣れてくると面白い人だったので、「ここが安住の地か」と思ったんだけど、残念なことに藪だった。それからまた引っ越したんだけど、近所にほんごう歯科というのがあったので行こうと思ったら、予約が取れないって、ネットに書いてあって躊躇したの。そしたら少し遠くにおおぬき歯科ってのが出来たっていうんでだいぶ通っていたんだけれど、十日市場に連行されたからいけなくなって、あっという間に歯がなくなった。歯医者、滅亡しろ。


 ぼやき節でおしまい。つまらなくてゴルバチョフ。

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