第24話 ぐあいがわるい。そんなたんじゅんなことの話

 やあ、おいらです。


 なんか……調子が悪いんです……

 デジャヴを感じた読者さまは、この駄文をちゃんと読んでくださっている、いい方です!

 なんだか、気象予報士の森さん、また予報を間違えたみたいで、こちら横浜、一向に気温が上がらなくて、寒いっす。エアコン消せません。光熱費が飛んで行きます。

 で、朝からなんとなく具合が悪くて、眠ったり起きたりの繰り返し。読書がしたかったんですけど、全然読む気が起きません。昨日、三冊仕入れて、元妻が忘れなければ今日も一冊。まあ、たぶん忘れると思います。そういう人間なんです。女ではなく、人間。付き合いやすくていいやね。気を使わなくて済むから。あれ? これは女性蔑視発言かな? おいらの論旨は美しい女性は大切にしなくてはいけないから気を使うという事で、ええっ、ブスはって? ブスなんて世の中にはいません。いるのは性格ブスです。性格の悪さが表面に出るのです。心が清らかなら、なんとかなりますから。そのことは、おいらが、いやというほど知っております。だって、トラウマというか、青春の苦い思い出が心に傷となってさ。今だに疼くのよ。


 とにかく、具合が悪いの! でも、インフルエンザでもはしかでもなく、ちょっと風邪っぽいからパブロンの偽物を飲んで(依存症ではないです)、それに自律神経系の頭クラクラ、冷や汗だらりもないから、なんだかよくわかりません。もしかしたら冬眠の前触れかもしれないなあ。冬眠なんか成獣になって社交界デビューしてから一回もしていないんですけどね……とりあえず、寝るわあって、ぐでたまみたいに言っちゃおうかな? ぐでたまって知っています? 早朝に起きちゃった時に、TBS系列の『はやドキ!』って番組(関東ローカルなのかな?)の十二星座占いに出てくる生卵の変なやつでさあ、とにかくだるそうなのよ。で、最後に「あさチャンまで寝るわ」って言うの。でもときどき「ホント、眠いわ」って違うことをくちばしる。ルーティンは守って欲しいなあ。


 全然、話は変わりますが、港北高校時代に、おいらの横に座っていた、鳥海くん。これがいつもだるそうだったんですよ。でもね、ヤンキーで、バイク乗り回していたから、本当はアクティブなのかもしれないんですが、風貌とかがいかにもだるだるなの。で、ヤンキーなのにお人好しだから、おいらのからかいの対象になるわけ。おいら、躁うつ病になってから、そういう悪癖はどこかへ吹っ飛んでしまったのですが、若い頃から人をからかうのが大好きで、度がすぎて、よく怒られたんです。あとは友達をイラストにするのが好きで、もちろん、ギャグ漫画風にからかうわけ。これが案外ウケたんだ。それで、おいらの最高傑作は十二星座のシンボルを全部、鳥海くんのイラストで描いたものなのさ。自分でもすごいと思ったね。なんでこんなことを思い出したかというと、例のぐでたまの星座占い。シンボルがさあ、全部ぐでたまで、発想が、おいらと一緒だってことを考えたのです。今はさあ、手が震えるから、イラストなんか描けないからねえ。もう少し、若い頃にいろいろなことにチャレンジできる、ポジティブな精神があったらなあ。東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターはおいらが描いていただろうし、JR九州とかの超豪華特急のデザインだっておいらがやっていたはずだ。ベイスターズのオーナー企業だって、おいらの会社だったろうね。ええ、全て妄想ですよ。


 とにかく、具合が悪い……はずだったんですけど、歯痛以外は治ってきました。まあ、おいらは“病気のデパート”ですが、元祖“病気のデパート”の話をして終わりましょう。


 また、大相撲なんですけどね。立浪部屋に、双葉山、羽黒山、名寄岩という三人の強豪が揃いましてね。立浪三羽烏とか呼ばれていたんですよ。そのうち、双葉山は大横綱になり、羽黒山も息の長い横綱となりました。名寄岩は大関まで昇進するのですが、相次ぐケガや病気で、体力が衰えてしまい、大関を陥落、幕内の下位に落ちてしまいます。周りの人や後援会の人は、大関までいった力士が、下位で相撲を取るのは恥だからと言って引退を勧めるのですが、律儀で、頑固、曲がった事が大嫌いなちょっと難しい性格の名寄岩は現役にこだわります。そうこうしているうち、なんと、名寄岩はボロボロになった体で大健闘して、敢闘賞をもらいます。これを“涙の敢闘賞”と言い、皆が称えました。そしてそのことが映画になるんですけど、主演が、名寄岩本人なの。笑えますねえ。でもさ、初代若乃花ものちに自分の映画に出ているし、王さんや長嶋さんも映画に出ているからね。言ってみれば、オフシーズンにプロ野球選手がバラエティーに出るのと一緒かもね。

 引退して、親方になった名寄岩は残念なことに若くして亡くなってしまいます。若い頃の無理が祟ったんだと誰もが思いました。


 また相撲ネタを書いてしまいました。たぶん、春までこの駄文がもったら、プロ野球ネタが続くでしょう。おいら、相撲と、プロ野球と、日本史と、ミステリーと、美しい女性にしか興味ないからね。

 では、また。

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