第19話 いんふるえんざのせんぷくきかんってどれくらい? の話

 やあ、おいらです。


 なんかさあ、この話を書いている途中で、なんかやらかしたらしくて約千字がパーになって、あの世に消えてしまいました。気を取り直して、記憶を辿る旅を始めます。


 今朝九時過ぎかな。ちょっと用事があって、元妻に連絡したんですよ。そうしたら「あたしは本を読むのに集中しちゃって、寝たの朝四時半なの。起こさないでくれる? 午後から用事があるから。じゃあな、バーカ」

 と優しく着信拒否されました。いつものことです。おいらこれくらいのことではめげませんよ。そうでなければ元妻と十年も結婚していられません。気分は猛獣使い。ちなみにおいらは四時半に起床して、ペットボトルゴミを捨てに行きました。月とスッポン、水と油、北風と太陽。正反対の性格で十年もよくもったな。

 それはそうと、元妻はもう、おばあちゃんと言ってもいい年齢なのに読書に集中できるなんて、羨ましい限りです。おいらだってさ、青年期は公休日にミステリー三冊、読了したこともありましたけれど、今は全然ダメ。加齢による老化、精神病による脳細胞の破壊、歯痛、頭痛、皮膚の瘙痒、それらの混合効果による集中力の低下で、全くもって、連続長期の読書ができません。昨日なんてさ、病院に行く前のたった五分。今日はまだ表紙すら見ていませんよ。なんだかなあ。趣味は読書って履歴書に書けないよ。もっとも、履歴書を書くチャンスもないでしょうがね。


 さて、昨日から始まった外装塗装ですが、去年東本郷で苦しんだほどに辛くはならなさそうです。まだ、塗料塗っていないから、匂いがどれくらいかわからないですけどね。なんだかおいら、現場の兄ちゃん、姉ちゃんたちに積極的に挨拶なんかしちゃってるの。そしたら今朝は忍者みたいに頭上から「おはようございます」なんて言われちゃって、武士として不覚をとったわ。おいら、あわよくば姉ちゃんをたぶらかしてやろうと思ってるの。うふふ。エロジジイの妄想です。そうすると期間が半月では短いなあ。

 それは別として、去年の職人さんたちは年配の方が多かったけれど、今回はみんな若い。この前、部屋に挨拶にきた代表からして若かったからな。

 まあ、それで、ウチの部屋の窓に掛かっているカーテンは百均で買ったやつだから薄いんですよ。乃木坂46がぐるぐるカーテンしたら破けちゃうくらいのもの。だから兄ちゃんたちの仕事ぶりが、つぶさに見えるわけ。なんか足場を降りる姿が危なっかしい。ドキドキするわ。おいらが兄ちゃんたちを見られるっていうことは、兄ちゃんたちもおいらの姿を見られるってことだよね。まあいいけどさ。ですが、そこは歌舞伎や狂言の黒子と一緒で見えるけれど見えないというお約束があるんじゃないのかなあ。きっとそうですよね。もしかしたら兄ちゃんがTwitterやらInstagramをやっていて「今の現場に一日中お布団にくるまっているクマがいて、マジ卍」とかアップしているかもしれないですが、おいらの目には入らないから問題なし。


 はあ、ここまでが消しちゃった部分。表記が変わっちゃったりしているけどいいや。


 昨夜は竹内結子の『スキャンダル専門探偵QUEEN』を観たのですが、とても面白かったです。久々に成海璃子なんて観られたからね。で、さっきYahoo!ニュースを観たら、昨日の視聴率5.8%だって。低いわ。おいらが喜んで観るドラマって、そういえばほとんど視聴率が低いなあ。もしかして、おいらの面白いのツボ、一般人とはずれてる? ああ、だからこの駄文もPVが少ないのかあ。まあ、ここはいいように考えよう。この駄文がつまらない人は知的センスと高尚なギャグを介さない、ゲスなんだピョーン。


 まあまあ、怒らないでくださいよ。ジョークですよ。


 はあ、なんだか、年末から走り続けたというか書き続けてきましたが、とうとう、ネタのストックも切れ掛かってきましたよ。もう、一日になんども更新するのは無理かなあ? どうかなあ? ニュースショーを観ちゃうと、いくらでも新鮮なネタを獲れますからね。特に政治家さんたちはやらかしてくれるし、今まで観たこともないような大事件もしょっちゅう起こるからさあ。


 でも、今日は十分と寝かせて熟成させたネタを書いて最後にしましょうか?


 おいらさあ、去年の三月に実母の一周忌があって、その前日くらいに、ららぽーと横浜の中にある、『QBハウス』で1080円でスポーツ刈りにしてもらってから、この前まで、十一ヶ月くらい髪の毛を切らなかったのです。引越しやら神経衰弱やら、夏の暑さやら、紅葉アレルギー(?)やら、各種の病気、引きこもり、いくらでも言い訳は出てきますが、最大の理由は、「十日市場駅の周辺にQBハウスがない!」ってことにつきますね。床屋はあるんですよ。でもさあ、五千円近く取られるわけ。こちとら、極貧ですから、髪の毛ごときにそんな大金使えねえよ。なんて言っていたら、落ち武者みたいになってしまったのさ。いえいえ、月代は剃っていませんから、以前、トレエンの斎藤さんがCMでやっていたみたいな禿げた落ち武者ではないですよ。総髪の由井正雪みたいなやつね。でも、おいらの髪の毛、軽い天然パーマなの。だから『江戸を斬る PartⅠ』で成田三樹夫さんがやっていた由井正雪みたいにはならなかったのさ。残念。ああ、言っておきますが、天然パーマって言ってもラーメン大好き小池さんほどのチリチリじゃあないですからね。でも、あっちだったら長髪でもクルクルってまとまったかな? 昔の大泉洋みたいに。なんか、姉はよくおいらの天然パーマを羨ましがっていましたけどね。おいらは直毛がよかったな。中学の時、三好くんって格好のいい男子がいてね。そう、京都から引っ越してきたんだ。その子と一年の時はなぜか仲が良くてさあ。その子のせいでサッカー部に入ったんだ! 野球部に入っておけばなあ〜。ああ、とにかく彼が直毛で素敵だったんだ。おいらLGBTじゃないよ。何回も言っているよね。しかし、脱線しますが、中学まではおいらもたくさん友達が居たんだな。高校の時さ、その友達がおいらの行った、港北高校より一つ賢い県立鶴見か一つおバカな岸根(体操の白井健三の母校)に行っちゃって、友達消滅。思春期も重なって、なかなか友達できなくて本当に困ったよ。最終的には何人かできたけどね。大学行ったらもうたいへん……ここらで、やめとこ。


 で、落武者になっちゃったら、今更、「スポーツ刈りにしてください」って散髪屋で言うのも辛いじゃないですか。だから、元妻に「秋葉原に行っているんだから、ヨドバシでバリカン買ってきて」って頼んだら「ヨドバシは嫌だ。ビックで買う」とか言うの。まあどっちでもいいけど買ってきてってことになったんですけど、暮れは繁忙期だから元妻もテンパっていて、買ってこれなかったの。それが先週、やっと買ってきてくれて、適当に刈ってもらったら、まあまあいい男。やっぱり、家電は世界のパナソニックですね。松下幸之助爺はえらい。いとこが勤めていたから言いにくいんですが、東芝はダメ。だってBlu-rayなんか、予約した番組が何かの事情で繰り下がったら、もう録画不能になるんだよ。シャープもいまいち、信用できない。ソニーなんか絶対買わない。昔、バイオなんてもの買ったけれどね。今、最もおいらが信頼しているのはパナソニックのBlu-rayなのだ。

 ウチの組織のタートルキングもパナソニック製なんだ! というのはウソです。

 では。

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