第12話 まあいろいろつらいだろうけど、みんなどこかがつらいんだがんばれの話

 やあ、おいらです。


 前話を書いている時は「こりゃあ、完徹かな? 西野カナ?」とか思っていましたけれど、書いている最後の方から眠くなってきて落ちましたよ、午前三時くらいに。で、午前四時過ぎには起きてしまったのですが、その後、うつらうつらと八時くらいまで寝て、九時から十一時までまた熟睡って感じ。起きてすぐ、駄文を書くのはたぶん、依存症ではと考えております。本当の健康のためにはきっちり八時間眠れれば、いいのでしょうが、おいらみたいに、もう七年近く睡眠薬を飲み続けて、もう、薬なしでは夜眠れない、飲んだってたいして眠れない、自律神経になんらかの異常を持つ者にとっては、このうつらうつらもたいへん気分が良いものです。特にいまは割と精神の状態が落ち着いているので、睡眠時間が少なくても、そんなに不安は感じません。去年の三月の精神薄弱の時は、本当に辛かった。一時間で目がさめると「まだ、夜なのに……」と目がさめるたびに落ち込んで、なるだけ、朝に目覚めるため、午前二時まで、無理をして起きていました。結果は変わりません。本当にあの時は死ぬと思いました。


 精神は落ち着いてもね、体の病気は絶えないんですよ。いま、一番の厄介はアトピー性皮膚炎で、皮膚科に行けるようになったので、だいぶ良くはなったのですが、まだ足の部分がかさぶたなのか傷なのかよくわからないのですが、ヒョウのような斑点が広がっていて他人様には見せられません。朝と夜に斑点の一つ一つに強めのステロイドを塗るのですが、前回書いたように、あまり大量に薬を処方してくれない先生なので、すごく、少量ずつ塗るのです。できれば塗り薬をストックして、鬱状態で動けない時の備蓄にしたいのですが、うまくいきません。


 さらに今、問題なのはすごい便秘なのです。元来、おいらは下痢になりやすい体質なんですけど、ここ何ヶ月か便秘が続いています。ボンビーで便秘ーなの。気がつくと一週間くらい出てなくて、トイレットペーパーが減らなくて、経済的にはいいことだ。いやいや、下手すりゃ死ぬ病気ですからね。たまに便意がくるんだけど、恐ろしいほどに固い。全く微動だにしないやつが鎮座している時もあります。時間をかけて、少しずつ出せば、普通はなんとかフィニッシュするんですが、この前はひどかった。いくら、気張っても全く動かない。で、何回か挫折するんですが、トイレから出ると、ムズムズするというか便意がある。再度チャレンジするのですけれど、状況は変わらない。気が短いおいらは、ついに非常事態宣言を体全体に宣言します。ああ、ここからグロいですから、苦手な方は次段落までスルーしてね。非常手段とは、トイレットペーペーを多めに出して、中指を肛門に突き立てるのです。すると指先にあいつらの感触があって、それを強引に出すのです。一回にちょっとしか出ませんが、続けているうちに、岩が動いてやっとフィニッシュするわけです。でも、その代償は大きく、たぶんなんですが、大腸を爪か何かで傷つけて、大量出血してしまうのです。結構な大出血です。おいら、貧血持ちだからさあ、かなり、危ない行為です。実は、一応便秘薬を持っているのですが、用量を慎重に選ばなくてはならず、少ないと効果はないし、多いと一日中トイレで暮らすことになるので、使いたくない。特に、お出かけのある日なんかは絶対に使えません。


 はい、グロ終わり。さてと、あの人がやっと引退を決めてくれました。ほっとしましたよ。あの人だって重圧から解放されたんではないでしょうか? おいらの素人的な見立てですが、あの人、たぶん鬱病になっていたと思います。だから体が動かないの。本番で力が出ないの。引退したら、即、カウンセリング行ったほうがいい。そうしないと、おいらみたいに手遅れになっちゃうよ。


 そうそう、また最近さあ、書店員が言うところのパートワーク誌、週刊分冊誌の新刊が増えましたね。いっとき下火だったのになあ。えっ、なんのことかわからない? そうですか。説明不足で失礼しました。簡単にいえば、ディアゴスティーニとか、アシェットとかさあCMでやってるあれですよ。あれは基本的に裕福な、高齢者をターゲットにしているようですが、オタク心を誘ったり、奥様たちを虜にしたり、お坊ちゃん、お嬢ちゃんのおこずかいを吸い取ったり、手を替え品を替え、時には前にもあったろ! というやつを新装してきたり、売りのテクニックは詐欺師のそれとあんまり変わらない。恐ろしいのはものすごいマーケティングをしていることと、創刊号をいかに売るかということを考え抜いていること。普通の雑誌は別にどこから読んでも問題ありませんが、パートワーク誌は創刊号が売れなければそれまで。創刊号をたくさん売って、その中の数パーセントの固定客を得るのです。はあ? スーパー銭湯だと。この時期、それは純烈、いや禁句だろ。


 今日はなんか寒いや。お布団から出ないの。そういえば、あしたからここの外装塗装が始まるのよ。今日、お洗濯しといてよかった。ルンルン。おいら、シンナー系、溶剤系、塗料、これらの匂いに超弱い。換気扇は回すべきか? 逆にニオイが入ってきちゃうかなあ? それに、建物を幕で覆うから、直射日光が入らなくなるんだよね。精神病患者にはこれが結構辛いんだよ。去年もさあ、寝込んでいる時に二ヶ月近く外装塗装をやられてさあ、苦しかった。今回は半月みたい。我慢と辛抱だね。

 あと、言っておきますけど、おいら東京相撲記者クラブの会友ではないです。もう、相撲のことには触れないつもり。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る