続・ナナカの日記 惨③

【七十六日目 ムラクモは一度動きを止めて降下中 嵐】


 まだドキドキしている。

 心臓が飛び跳ねすぎて怖いぐらいだ。


 落ち着く為にも少し早いけれど日記をつけようと思う。

 絶対に誰にも見せられなくなる内容だけれど、とにかく今はこの動揺と興奮をどうにかしたい。


 ムラクモの里の居住区の一つ、ここ亜王院本邸『鬼屋敷』区画も今日はとても静かだった。


 嵐はお昼頃から本格化してきて、居住区の天井扉を揺らす程強いで、嵐に慣れた里の民はみなどう過ごすべきかを心得ているからだ。


 外には出れないし、忙しいお昼時を過ぎてやる事が無くなったので細々とした内職に励んでいた。

 私も手が空いている今の内にと、夏に向けてのタオ様のお召し物を縫い上げることにした。

 元々お裁縫は得意な方だったのだけれど、この里には私以上の腕前を持つ方々が沢山居てちょっと自信を無くしていたのだ。

 こういう細かい針仕事を上達させるには、とにかく数をこなすしかない。

 自分の服やヤチカの服を実験的に縫い上げ、タオ様のお召し物は最後。

 やっぱり旦那様には良い物を、そして少しでも上等な物を身につけて貰いたい。

 

 サエ様やキララ様やヤチカも加わり、他の奥様方なんかも参加して、亜王院本邸の大広間はちょっとした催し物みたいな感じになり、皆様とお話しながらの作業はとても楽しかった。


 しばらくして皆が集中し始めた頃、作業に煮詰まった私はトモエお義母様にご教授頂こうとお部屋に向かった。


 これがいけなかったのだ。


 木造三階立ての大きな亜王院本邸で、お義父様やお義母様方の寝室は屋敷右奥に位置している。


 外通路の渡り廊下を通って大きな生け垣や庭園に囲まれたその離れは、規模だけで言えば普通の一軒家程の大きさだ。


 その最奥、上品な作りの縁側を進んでいお部屋のすぐ隣まで差し掛かった時。


 私の身体は硬直した。


 多分、シズカお義母様。

 タオ様の産みの親であらせられる、私の義母。

 凜とした佇まいと、気品のある振る舞いを見せる私の憧れでもあり目標の人。


 そんなお義母様の、艶色を含んだ甲高い声。

 とても扇情的で、でもとても甘く、とろけきったかの様なその声。


 致している。

 お義父様と、お義母様が。


 白昼と言うのに自室で。


 それもかなり激しく。


 なぜそう判断したかと言うと、その声は私にも覚えのある種類の声だったから。


 愛する殿方を求める際に、自然と口から出るあの声。


 自分の耳と頭の中に響く、呂律の廻っていない舌っ足らずで獣のようなあの声。


 他の方の行為なんて見たこと無かったから、自分だけでは無いかと内心不安だったあの声が、シズカお義母様の優しげで耳障りの良い声で発せられていた。


 瞬間的に理解した私の身体は、その時からピクリとも動けなくなった。


 縁側で仕上げ途中の布を抱えたまま、そこから一歩も退く事も進む事も出来なくなった。


 混乱し始めた私に追い打つ様に、今度はトモエお義母様のまるで媚びた猫の様な蠱惑的な声が届く。


 心の底から懇願するような、それでいて何処か意地悪で、そして挑戦的な声。


 普段の快活なトモエお義母様とは違った極めて艶美で艶めかしい女性的なその声が、また私の思考をしっちゃかめっちゃかにかき乱す。


 お義父様もお義母様方も私達と同じ、歴とした夫婦だ。

 だからそういうことを致しているのになんの疑問も無い。


 時間がまだお昼過ぎだってことも、離れが丸ごと揺れていてちょっと激しすぎないかな? と言うこともこの際置いておこう。


 でもこれだけは置いておけなかった。


 え? 三人でしてるの?


 どうやって? できるものなの?


 私が今まで読んできた書物では、そういう行為の登場人物は決まって二人だったと記憶している。

 男性と、女性の二人だ。


 確かにアスラオお義父様には二人の奥様がいらっしゃるけれど。

 タオ様やトウジロウ様、サエ様にテンジロウ様にキララ様と五人も子を成しているのだから、お盛んだったのだろう事は想像に難くないけれど。


 私はてっきり、シズカお義母様とトモエお義母様のどちらか一人ずつ順番になんだろうって思っていたのに。


 お二人まとめて、いっぺんに?


 それは一体、どういう流れでどういう風に?


 わからない。

 すこし時間が経った今をもってしても、さっぱり理解不能だ。


 どんぐらい、私は放心していたのだろう。

 時間にして十五分ぐらい?

 でも体感的には何時間も立ち尽くしていた気もする。

 なおも聞こえ続けるお義母様方の声が耳を通り越して私のお腹の底まで響き渡り、もう自分が何をしに来たのかすら忘れかけていた。

 その時だ。


 なんの前触れも無く、突然だった。


 障子が勢い良く開き、その隙間からトモエお義母様の姿が現れたのだ。


 そのきめ細やかで真っ白な素肌を惜しげも無く晒して、薄い布団一枚だけを羽織ったトモエお義母様は縁側に出てきて私を見た。


 あまりの唐突さに口を半開きにした私と、目を丸くしてそんな私を見るトモエお義母様。


 気まずいなんてものじゃない。


 人様の、しかも義理の親である夫婦の睦言を無遠慮に盗み聞きしたなんて、失礼にも程がある。

 

 赤面して全力で振り返り、作法も恥も外聞もへったくれも無く疾走した私を誰が責められるだろう。


 そして今、私は自宅へと戻ってきている。


 とにもかくにも落ち着こうとした結果、タオ様の匂いを求めてここに戻って来てしまったのだ。


 どうしよう。

 明日お義母様達の顔を見れる気がしない。


 義理の両親の秘め事を盗み聞きしたはしたない嫁だと、嫌われてしまったかもしれない。


 ああタオ様。

 タオ様。


 ナナカは今どうしていいのかわかりません。


 こんな時に傍に居てくれない貴方を少し恨んでしまっているナナカを許してください。

 

 貴方だってこの嵐の中、過酷な修行をの最中だというのに、自分勝手なナナカを許して下さい。


 それと。

 これが一番許して欲しい事なのだけれど。


 あの声を聞いて一番最初に脳裏に走った感情が、羨望だったナナカを、どうか許してください。


 お義母様方がお義父様にそうされたのと同じ様に、貴方のその腕の中で、その身体で。

 貴方にして貰いたいと、よがりたいと思ってしまったこの愚かではしたないナナカを。


 羨ましいなんて、そんな浅ましい考えを持ってしまったナナカを。


 どうか。

 どうか。


 許して下さい。


 ああ、もう自分でも何を書いているのかわからない。


 落ち着く為に書き始めた日記で、余計に混乱しているなんて本末転倒だ。


 興奮と動揺と、恐怖と自己嫌悪でどうにかなってしまいそう。


 タオ様、タオ様。


 逢いたいですタオ様。

 お顔が見たい。

 貴方の柔らかい髪に触れて、貴方の胸に顔を埋めたい。


 タオ様。ナナカはやっぱり、寂しいです。



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


【七十七日目 ムラクモは各所点検の為停滞 晴れ】


 一晩明けて、ムラクモは気持ちの良い晴れ空に包まれた。


 結局昨日は、自宅の布団に潜ってひたすらタオ様を思って自分を慰めてしまった、

 お布団が大変な事になってしまったので、今日は晴れで本当に良かったと思う。


 駄目だ。

 あんな事があったとは言え、いくら何でも不安定すぎる。

 タオ様が居ないだけでこうも脆いのか私は。


 自己嫌悪である。


 シズカお義母様と、トモエお義母様に謝られてしまった。


 時間帯を気にせず事に及んだ事とか、普段なら気づく私の自室への接近にも気づかないで没頭してしまった事とか、無様な姿を見せてしまった事とか。


 一番悪いのはすぐに引き返さなかった私なのに、深々と頭を下げて謝ってくれるお二人は本当に良き方々だと思う。


 その姿と自分の内面の対比で、更に自己嫌悪だ。

 それ以外はいつも通り。

 お昼の料理の仕込みや、法術の講義に舞の稽古。

 昨日教えて貰えなかったお裁縫も見て貰えた。


 違うのは、私の気持ちが沈んだまま戻らないって事だけだ。


 五枚残っていたタオ様の衣類も、昨日の夜に興奮し過ぎてしまったせいで残り三枚。


 何をしているんだ私は。


 あとおよそ半月。

 タオ様がご帰宅されるまで、私は私を保てるのだろうか。


 自信がないです。タオ様。



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【八十日目 ムラクモは高度を上げて南下中 晴れ】


 最近、眠れない。


 もうあのお着物から、タオ様の匂いがしないせいだろうか。


 でももう、残っているのはタオ様の下帯しかない。

 流石にあの布を身体に巻き付けて眠るのは駄目だと、私にだって分かっている。


 変態だ。

 変態の所業だ。


 いくら愛する旦那様の物とはいえ、下着。


 しかも日にちが経ちすぎて饐えた匂いを発し始めた、褌。


 我慢だナナカ。


 ここが堪え時。


 亜王院の、タオ様の嫁として、ここを乗り越えられなくてどうすると言うのか。


 明日の奮戦を誓って、今日は筆を置こうと思う。

 心なしか、身体が重たい。



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


【八十五日目 ムラクモは積み荷を降ろす為に停滞中 曇り】


 辛い。

 今日はヤチカにも怒られてしまった。


 お昼ご飯を残したからだ。

 

 目の下に隈も出来てしまって、とてもじゃないけどこんな姿をタオ様に見せられない。


 もう、いいんじゃないだろうか。


 ここまで来たら、下帯も着物も只の布だ。


 タオ様の身体に触れている布という点では何も変わらないのではないだろうか。


 うん、少しだけ。

 少しだけ、その匂いを嗅いでみよう。



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


【八十七日目】


 ーーーーーー紙に水性の染みが広がっていて解読不能ーーーーーー


 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


【九十日目 ムラクモは浮いている 晴れ】


 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。

 タオ様に逢いたい。 


 寂しいよう。

 辛いよう。


 タオ様に逢いたいよう。



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


【九十五日目 ムラクモは飛んでいる 雨】


 タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様旦那様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様タオ様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様。タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様。タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様。タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様タオジロウ様。


 

 逢いたい。



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【九十五日目 ムラクモぷかぷか くもり】


 タオ様が帰ってきたらまずは【※とても卑猥なこと】をして、そしたらタオ様が【※とても卑猥なくこと】をするから、そしたらお布団で【※とても卑猥なこと】をしてあげたらきっとお喜びになると思う。

 でも【※とても卑猥な事】をしてあげても良いかもしれない。タオ様はお優しいからお情けで【※とても卑猥なこと】をしてくれるかも。


 でもでも私も我慢できないから【※とても卑猥なこと】で【※とても卑猥なこと】の【※卑猥すぎてとても口にできないこと】が【※年頃の女の子なら絶対に言わない卑猥なこと】ですよね? 

 

 初挑戦ってことで【小さな子にはとても見せられない暴力的で卑猥なこと】も良いかも知れない。ああでもやっぱり【冷静と情熱の間の卑猥なこと】でしっとりと【複雑な感情が入り交じった芸術的で卑猥なこと】するのが理想かな? 【意外と普通に卑猥なこと】だと私の身体だと無理があるから【言われてみたら気づくとても卑猥な事】みたいにして。


 ああタオ様がご帰宅されるのが待ち遠しいなぁ。

 


 こんなに長い間、私を一人にして。



 もう絶対、許してあげないんだから。



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