第5話
「それでね、友達も一緒に行きたいって言ってるんだけど。その子もおでん屋って行った事ないんだって。ねー、駄目?」 「友達?」 「うん、前の店の女の子なんだけど。仲の良い友達なんだ〜。」 「良いよ、マリンちゃんの友達なら。」 「わぁー、良かった!ありがとう。」 これで冨貴恵も行くことにになった。なんか楽しみだな!細かい打ち合わせを吉永としてから電話を切った。自分達の店が休みの日の、夕方六時に横浜駅で取りあえず待ち合わせる。駅の周りには、当時屋台のおでん屋が沢山あった。その中のどれかでも良いし。屋台のおでん屋なら、お店のおでん屋よりもムードがあって良いかもしれない!又、普通のおでん屋だって良い。適当に探せはあるかもしれない。吉永は東京からだから分からないだろうし、自分達も知らないけど、誰か適当に歩いているサラリーマンにでも聞いたって良いだろうし。吉永は警察の人間なんだから、そんなのは得意だろうし。 そうしてついにリナのおでん屋デビューの日がやって来た。
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