#1 はじめまして、神様。
「ん…。」
ねむ…い、のに寝れない。超体痛い。って床で寝てた。なんで?
あれ、死んだんだよな?俺。だっておやすみする前の視界真っ赤だったし。
出血多量で死んでるだろ。もしくはショック死。
うわ、死因が車に轢かれる恐怖によりショック死とかなんだよ。笑えるわ。
てか、恥ずいな。ショック死だったら。
…話逸れた。
確かに目の前真っ赤だった。のに今や辺りは何もない白の部屋。俺も怪我一つしてない。
あれか?一種の拷問か?拷問受けてんのか?ほら、あの、なんとかの部屋?とかいう名前のやつで壁も床も一面緑色の部屋で入れられた人は次第に赤色が見たくなって自分を傷つけて血の色を見るようになるっていう精神をおかしくさせる拷問方法の白色ver.的な。
…説明乙。
色々考えてたら眠くなってきたわ。寝よ。
(おやすみ世k『ちょっっっとまったぁ―!!』)
「…。」
『…なんか喋って!?』
ヤバイ人が来た。これは異世界転生モノのテンプレ展開で神様登場ってやつか?
神様って子供なんだな見た目が。
『なんか失礼だよ!?僕、神様!一応創造神なんだからー!』
おっと、本当に神様らしい。てか、さりげなく考えてた事読まれてる。これが神様パワーか。
とりあえず―
「はじめまして、神様。」
『うん。はじめまして、神無月 楓真君。
僕は創造神メビア。よろしくね!というか楓真君って変わってるっていうか、冷静、だね。もっと、こぅ、ギャーとかワーとか生き返らせろーとかなるのかと思ってた。』
頭の中は煩いけどね。となかなかに厳しいお言葉を頂きました。
まあ、自分でもこんなに冷静で驚いてるよ。
『そーなんだ。そうは見えないけどね。』
よく言われます。無表情だねって。…それより、口に出して喋るの面倒くさいのでこのままで良いですか。
『う、うん。君は物怖じしないタイプだね。その方が都合良いけど☆』
…うわっ、うわー…マジか…神様ってそんなキャラなんだ…うわー…。
『冗談だよ!そんな軽蔑の目向けないで!ノリだよノリ!』
まあ、いいや。それで?都合が良いってどういう事?
『あ、ああ。実は君に頼みがあってね。』
頼み?俺死んで終わりじゃないの?
…死に方は不本意だけど。
『まあまあ。とりあえず聞いて。頼みっていうのは、君に―』
―――異世界で“神”して欲しいんだ―――
「…はぁぁぁぁぁあ!?」
転生先の異世界で『神様』はじめました。 そると。 @kunoha
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