秘めたる神の御業

 作:北見悠平


 美味しいプリンが食べたいって

 変わらない想いを歌にして

 通じない言葉を絵に描いて

 見えない神様を信じることにした


 わかってることばかりなら

 生きるに値しないとか

 嘘を嘘だと言える人

 茶番で笑える愚か者


 紙の指では掴めない

 愛でないから届かない

 この世の外のそのまた外に

 亀がいるなら見てみたいよ


 薄皮を剥いでしまえば会えるのか

 無知の痛みを耐え続け

 暗がりに歪んだ呪怨の切れ端で

 何もないのが知れるだけ


 青のレーザーで焦げ付いた

 憧れみたいな気持ちから

 干からびた様子の音が顔を覗かせて

 寂しそうに告げるのだ

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