第4話突然転がり込んできた幸せ

 まなみちゃんと天王寺のマクドナルドで待ち合わせてラブホテルに行った。クラスで1番と2番のかわいい子とできるなんて、なんて幸せなのだろう。今まで、まなみちゃんと、ももちゃんんを妄想しながら、手でこすっていたのに。それが、できるなんて。なんと幸せなのだろう。つい1カ月前まで童貞だったのに。夢のようだ。

「夢のようだよ」

「あら、そう。私はそうではないわ、坂東君て期待外れね。小さいのね」

「えっ、そうかなあ。今までそんなこと言われたことがないよ」

「だって、童貞だったのでしょう。自分ではわからないわね。これから坂東君の事。

粗チン。って呼ぶわね」

「僕はこれからどうしたらいいの」

「今まで通り私と、ももちゃんと、隔週で相手してればいいの」

「ショックだなあ、僕が粗チンだなんて」

「しようがないじゃない。坂東君が悪いわけでもないし」

「美容整形でも行ってみようかな」

「バカな事考えちゃいけないわ。そのままでいいの。でも時々してるさいちゅうにスポンと抜けるのが問題ね。まあ、なんとかなるわよ」

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