第6話 お前はもう終わりかもしれない。
リグリード周辺...
バサッバサッ
エルドラドの羽を鳴らす音がした。
摸神は森の木の下で背を木につけて隠れていた。
するとエルドラドが喋りだした。
エルドラド「人間よ、そこにいるのはわかっている。ここの森を焼かれたくなかったら出てこい」
と警察らしく言った。
エルドラド「お前の持っているものは、私の子供だ。早く返せ。」
と炎を森に当たるギリギリまでに吐いた。
摸神は木の下からおそるおそる退けるようにゆっくり逃げようとした。
だが、エルドラドにばれてしまった。
逃げようとした摸神を出口で待ち伏せしていたのだ。
エルドラド「その子を返せ」
と叫んだ。
摸神は
「こいつは、お前の子供かも俺は知らない!だから渡さん。」
と返した。
するとエルドラドは、頭に血をのぼらせた。
「もう死んでも知らないぞ。」
エルドラドはそう言い残し、炎を吐く構えをした。
賢者が入る間もなく話が進んだため賢者は入れなかった。
すると摸神は、エルドラドの玉子を草むらに優しく置いてから、目を瞑り右足をエルドラドの方に向け半身の状態になった。そして、
左手を握り腰に置き、右手を半開きにして、
右の手の平と足先をエルドラドに向けた。
摸神「この構えは、俺が道場を持って先生になった時に教えようと考えた俺流の構え、名ずけて「摸神流「実践の構え」」だ。」
摸神の習っていた道場は、「名門家 神原」
国が認めた空手の一つだ。
その構えをしたときエルドラドは、炎を吐くのを止めて震えていた。
エルドラドの眼には、闇より暗き禍禍しい魔力が全てを染めるように見えたからだ。
すると摸神の横に置いてあった玉子が無事孵ったのだ。
オギャアオギャアと泣き小さい火を吹いた。
摸神は構えを止めてエルドラドの子供を抱いた。その時には、禍禍しい魔力がなくなっていた。
エルドラドは
「その子はくれてやる。だが、他人に渡したり、売ったり、殺したりしたときは、そのときは必ずお前の頭をかみちぎってやるからな」
と言った。
が、摸神は
「それって、俺が殺したり、売ったりしたときって見れるの?俺の行動。」
と言った。
エルドラドは
「それは....見れないが....」
と言った。
それから、数秒後にエルドラドがいい案を思い付いたような顔をした。
エルドラド「私が、お前のような姿になればいい。」
と言った
摸神「そんなことできんのか?」
エルドラド「あぁ出来る。」
と言って呪文を唱えた。
すると摸神の眼にはさっきまでゴリゴリのドラゴンだった奴が、165cmほどの金髪の美少女になっていた。
エルドラドらしき者「これでいいかな。」
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