第4話 正義の反対は悪ではなく、もうひとつの正義だ。

いつの間にか鎖がされていて目の前に影が見えた。


多島「誰だ!?」


グロミール「ふっふっふ~、聞いて驚け、我は、陰陽会幹部が一人、陰陽会一の槍使い グロミール様である。」


多島は、わからず

「はっ?」

と答えた。


するとグロミールの配下的なものがグロミールに耳打ちをした。何て言っているのかは、多島には分からなかった。


グロミール「そうかそうか、なるほどな。

お前は、運がいい。いい話がある。」


多島は真剣に

「なんだ。」

と強めに言った。


グロミール「ふん、自分がどんな立ち居ちにいるかわかっていないようだ。まぁいいが

お前を解放する、その代わりに俺の右腕になれ。」


多島「嫌だといったら?」


グロミールは笑いながら

「それくらいはわかるだろう、死だよ死

それ以外に何がある?」

と返された。


多島「それで俺にはどんなメリットがある。」


グロミールは

「それもわからないのか、これだから下等生物は、お前のメリットは、ここから出られて、大体の時間は自由に過ごせる。こちらのメリットは、お前の知能を必要とし使用できるからだ。お前は、あっちの世界では、頭はいい方なのだろう。」


多島「なぜ、それを!?」


っと驚きを隠せずに言った。


グロミール「俺は腐ってもここの幹部だぜ。このくらい朝飯前だ。」


多島(外に出れば摸神にもあえるかもしれん)

「わかった。その契約に乗った。」


グロミール「そうかそうか、ではこれからお前は、俺の右腕であり、俺は、お前の監視役だ。くれぐれもかってな行動はするなよ。

お前は陰陽会の命だ、ヘマはするなよ。」


気が着いたら足下に魔法陣が展開されていて、鎖が外され、手の甲に独特な勾玉の形をしたものが浮き出てきた。


グロミール「それは、9分1分の「奴隷」

絶対、主に逆らえない契約と呼ばれるものだ。逆らえば、死ぬ。」


あっさり言って、グロミールは、多島を解放した。


グロミール「招集があったら来るように。

どんなことよりも、絶対順守だ。わかったな」


多島はこくりと頭を動かした。

それから、多島はグロミールの前から姿を消した。それは、種族の存続をかけた誰もが命はる戦いのトリガーとなることをまだ誰も知らない。

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