第3話 人は、殺すことならぞうさもない。だが、そのあとの始末が面倒だ。

摸神「何!?」


山賊1は、偉そうに

「これはな~、ガンウルフという殺しに特化した魔物なのだよ。この意味がわかるかな~?」

っと言った


摸神は、あきれた感じで

「あぁ、そうですか」

っと答えた。


山賊1「っち、言葉で解らぬなら、身体で教えてやる。やれ、あいつを食いちぎれ。」


ガンウルフ「ガルルルルル」


ガンウルフは、摸神に肩、足、膝、肘、という順番に噛みつこうとした。


だが、

???「左によけた後、右、左、後ろの順に避けなさい。」


摸神は指示通り動いたためか、傷という傷は、一度も受けていなかった。


その時、

山賊1「俺もいるって事を忘れてんじゃないだろうなっ」


摸神の頭に、拳が炸裂した。


摸神は、大きく、地面に頭をつき気絶した。


バライは、ガンウルフを切り殺し、山賊 計三名に傷を負わして、気絶した摸神を持って

森の方に、撤退した。


森の奥深くに来たバライは摸神をおいて、

摸神が起きるまで、辺りを警戒した。


摸神「むにゃ?」


摸神は起きた。


バライは、抱きつき泣いた。


摸神には何が起きたのか、まったくわからないため、説明を求めた。


摸神「なるほどな。逃げたのか。まぁいい、ここは?」


バライは

「あの三匹のアリスが住み込んでいる森

通称「監獄の魔森」よ」

っと答えた


摸神「なるほどな。」


摸神は、辺り一面を見渡した。


摸神「戻るぞ、ここの近くに町や人里なんかがないのか?」


バライ「さぁ?森の近くにならあるけど、ここの隣で、三匹のアリスが寝ているため、

そんなに早くは動けないのよ」


摸神「マジかよ...」


その時、頭の中で、声がした。


???「ゆっくりと北北東に進んでから、

後はダッシュで、北に進んでください。」


摸神(よくわからんが、わかった)


指示通り動いたら魔物に会わずに町についた


摸神(というか、山賊のころから俺の頭の中で指示しているお前は誰だ?)


賢者「解説 私は賢者エスノール あなたの賢者です。」


摸神(賢者?)


賢者「解説 人の作り出した最高の職です。」


そうかそうかと頷きながら理解した。


バライはとてもおかしく摸神をみた。

そして確信した。


バライ(摸神って、なんかおかしい。)


バライの不安が上がってきたのに

摸神はきずかなかった。


バライ「まず最初は、ギルドか、ラングラル家が運営している宿にいきましょ」


摸神「ああ、そうだな。今日は宿に行って明日ギルドに行こう」


摸神からしたら、町なみは、すごく洋風な

感じがした。


摸神(なんだ?ここは?アーサーか何かいるのか?それにしても俺って人間不信のはず

なのに、その影響を受けてないぞ。神のおかげか?それとも病室にいる間に治ったのか?よくわからんな)


疑問を持ちながらバライについていき、

宿まで歩いた。


一方その頃、多島は魔王の城に召喚された。


多島(なんだろう、神からは異世界とか言われたが。なんか、何も感じないな。

はっ!摸神はどこだ?)


???「くっくっく、おろかな人間よ。」


多島はにらめつけるように

「なんだ」

と答えた。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る