phase2「遭遇」
土曜の昼下がり。天気が良いことも相まって、多くの人が町を出歩いている。たった今適当に作った曲を口ずさみながらベンチに座る未來もまた、例外でなかった。
起床後、窓の外に広がる青空を目にした途端、今日はお出かけする日だと決まった。計画通り、散歩をしたり、のんびり気ままに過ごした。今は、ベンチに腰掛け、絵を描いている最中だ。デッサンをしようとしても、必ず途中でアレンジを入れたくなり、結果いつも好き勝手に描いてしまう。
不思議なことに、絵を描いている間、誰かが背後を通りかかると、必ず止まる。そして、それまで歩いていたとわかる足取りだったのに、急に駆け足に変えて去って行くのだ。
恐らく未來の絵を目にした結果、そうなったのだろう。ではなぜそのような挙動になるのか。
「……私の絵、逃げ出したくなるほど凄いってことかな?!」
制作途中の絵を掲げてみる。写真とは違い、息抜きの趣味である絵だが、こうまで人から気になる反応を取られると、気にしないほうが無理だった。
そういえば美月や穹やクラーレに絵を見せると、皆一様に落ち着きがなくなる。視線が忙しなく漂い始め、どうと聞けば、えーととどもりだす。あれは感動のあまり、言葉を失っていたのか。
では早いところ完成させよう。そして皆に見せよう。一体、どんな感想が来るのだろうか。鉛筆を固く握りしめ、ガリガリと紙を削る勢いで筆を走らせていく。
また誰かが歩いてきた。物静かで、乱れのない足音が近づいてくる。音の主は、例に漏れず未來の背後で立ち止まった。だが。その他大勢の人のように、走り去っていかなかった。
背中に、気のせいでは片付けられない視線を感じる。突き刺さるような、ではない。眺めているような、視線。そこに感情は読み取れない。スケッチブックでなく、未來を見ているのだとわかった。
音を立ててスケッチブックを閉じ、すぐさま背後を振り返る。そこに佇み、無遠慮に未來を見ている相手を目にした途端、体が固まった。
口を開けたまま固まった未來を前に、目の前に立つ少女は無表情に首を傾げた。
夜の帳がそのまま下りたような長い黒髪。それをハーフアップに纏めている髪型は、膝が隠れるくらいの丈のワンピースと、そこから覗く黒いレギンスに、雰囲気がとても釣り合っていた。物語の中に出てくる古典的なお嬢様とは違うが、深窓の令嬢という空気がある。
何よりも、藍色に塗られた瞳に目を奪われていた。8月の終盤、外国までテレポートしてたとき、帰還の際宇宙人に乗せてもらった円盤から見た空。雲の上に広がる、地球と宇宙の狭間の色。色もそうだが、目の奥に潜むものが、あの空が持つ何かと酷似していた。
「どうかなさいましたか」
いつまでも動かない未來を怪訝に感じたのだろう、少女が感情の乗らない声で尋ねてきた。その澄んだ声から、お嬢様はお嬢様でも、世間知らずのお嬢様とはまた違うと未來は感じた。世の中を達観している響きがある。
「えっとー……何か用ですかね?」
青の瞳は未來の目の中心をじっと見つめており、何となく落ち着きがなくなってくる。未來がわずかに視線を泳がすと、ああ、と少女は顎を引いた。
「これは失礼しました。ミライさんの描いている絵があまりにも衝撃的で、しばしフリーズしていたのです」
未來は、こちらの名前を知っている少女の顔を見つめ返した。この子とどこかで会ったろうかという自分の問いには、すぐに否と返すことが出来た。こんな印象深い目をした少女、一度目にすれば覚えられる。
それよりも、と未來は少女の台詞を反芻した。聞き逃せない単語が混じっていた。
「絵が衝撃的って、それ本当ですかっ!」
「嘘は言ってません。ミライさんの絵は、言葉では到底言いあらわすことができない、今までに無い衝撃がありました。このような絵、私は見たことがない」
動揺を露わにせずにはいられなかった。血が一気に体を駆け巡っていく。今まで写真を褒められたことは何度かあるが、絵についての感想を受けたことは一度もなかった。今何を言われたのかわからず、未來は何度も瞬きするしかできなかった。
「詳しく見てもいいですか」
「も、もちろんですよ!」
震える手でスケッチブックを渡すと、受け取った少女は紙面を眺めた。目の色一つ変えない様に、スキャンのような目の運び方だなと感じた。
「前衛的、と評するに相応しい絵、ですね。まずその単語が浮かびました」
少女は一度目を上げ、また絵に戻した。「大胆なのに繊細さも兼ね揃えているといいますか。あとは……」
と、急に口が閉ざされた。申し訳ありません、と頭が下がる。後ろで髪を結んである、桜色のリボンが揺れた。
「相反するものが同時に搭載されているため、この絵を正確に分析するには、私の頭脳の性能が足りません。私に登録されている言葉では、この絵を形容するに、相応しい語録が見つかりません。正しい分析が出来ず申し訳ないです」
「ひゃああああ!!!」
声を抑えることは出来なかった。両手で口を塞いでも、隙間からどうやっても漏れ出てしまう。未來の反応が理解できなかったのか、少女は首を傾げた。
「う、嬉しい。とっても嬉しいです! そんな、そこまで、そこまで人の心を動かせる絵だなんて! そんなことを言われたのは生まれて初めてですよ!」
「心」
頷いた顔に、熱が集まっていくのを感じる。脳が沸騰しそうだった。たまらずその場で何度も跳びはねると、「あの」と涼やかな声が降った。
「なぜそこまで喜ぶのです。私は上手く言葉にできなかったのですよ。普通感想は、ちゃんと感じた事を適切な言葉でしっかり表すものなのでは?」
「関係無いです! 嬉しい、凄く嬉しいです! 言葉を無くす程のものだということが証明されたので!」
一番力を入れているのは写真で、絵は息抜きに近かったのだが、ここまで言われたら、否応でもいい気になるというものだ。絵にも本気で取り組んでみようかと考えてしまう。
ただ、と少女は絵を指さしてきた。
「なんといいますか。不可解なことがいくつもあります。なぜ道がこんなに曲がりくねり、平面的になっているのか……。空を立体的にピンク色で描いているのか……。人間を紫色の肌で描いているのか……」
「見たまま描こうとしても、どうしてもアレンジしたくなっちゃうんですよね~。で、一度描きだしたら止まらなくなるんです」
「アレンジですか。こちらの人間に目が四つ描かれているのもアレンジなのですね」
「あ、それ口です!」
「……では、こちらのやたらにっこり笑ってる人の顔は?」
「それは全部鼻です!」
「……。……ミライさんの目は一体どうなっているのですか?」
「普通の目ですよ?」
両方の人差し指で、自分の両目を示す。目の前の少女は、同じ動作を真似してきた。
「とにかく、褒めて下さりありがとうございます~! 君の名前、よろしければ教えてくれませんか!」
「申し遅れました。私の名前はアイです」
アイと名乗った少女は流れるようにお辞儀をし、スケッチブックを返してきた。未來が何度も頷きながらその名前を噛みしめている横で、アイが絵に視線をやる。何か気になることがあるようだった。
「こちらの絵、推測するに、ここの景色のデッサンですよね」
尋ねる前に、アイのほうから口を開いた。首肯すると、アイはさっと周囲の景色に視線をやった。
「どうして、そのままを描こうとしないのですか? どうして、アレンジを加えたくなるのですか?」
今まで誰にもされたことのない質問だった。言葉に詰まざるをえなかった。目をさ迷わせるも、最適な答えが思い浮かばない。
「うーん……。それが芸術だから?」
未來としても、芸術が何であるか、ちゃんと理解しているわけではなかった。簡単にその単語を使ってしまうが、実のところ本当は易々と使えないような、曖昧で抽象的な概念に思えた。
案の定、アイは納得のいっていない顔つきになった。
「芸術……。芸術とは……。それが芸術だから……」
同じ単語を何度も繰り返し呟くその姿は、今にも故障してしまいそうな危うさを感じ取った。アイの頭から、蒸気が噴き出てきそうだ。
「ご、ごめんねアイさん! あのね、私ね、芸術とか何もわからないんです!」
「芸術……」
「えええ大丈夫ですかっ! しっかりして下さい~!」
アイの足下が覚束なくなりはじめ、未來の頭も混乱しだした。芸術とは、芸術とはと一緒になってパニックになる。何かその辺りに芸術の答えが落ちていないかと周りを見回したときだった。遠くの方に、建物が見えた。瞬間、頭の中の歯車が回り出した。
「絵ではないんですが、これは芸術なんじゃないかって私が個人的に思うものがあるんです! よければ今からそこに見に行きませんか!」
「……今からですか」
「お時間がよろしければ!」
アイは自問自答するように顔を伏せた。
「……わかりました。予定にないことですが、優先すべき事項と判断しました。行きます」
「なんだかアイさんって、面白い言葉遣いしますね~!」
「気になりますか。この言葉遣いは何度も注意されたのですが、結局直りませんでした」
「いえ! アイさんの個性って感じで、格好いいなと! 直す必要ないと思いますよ!」
「……個性」
「まあまあ、とりあえず行きましょー!」
上機嫌になっていることは否定しない。絵を褒められたことが何より大きい。それが未來の心を、勢いよく弾ませている。心に釣られて自然と足取りも軽やかなものになり、目に映るもの全てがきらきらと輝いている。
即席の鼻歌をそれなりの声量で歌いながら、明らかにスキップしているとわかる足の運びで歩いて行く。その後ろを規則正しい歩調で、アイがついてきていた。
「うおあー! ちょっと待ってて下さいね!」
「……またですか」
明確に咎めるような声音ではなかったが、辟易の色がやや見えた。申し訳なく思いながらも、未來はカメラを構えた。道の隅に屈み込み、側溝の隙間から生えていた小さな花を、レンズ内に収める。
ばしゃばしゃとシャッターを切っている間、背後に立つアイから、無言の圧力を感じていた。当然だろう。ついてきてと言っておきながら、なかなか目的地まで辿り着かないのだから。だがこうして責めずに待つアイは、実に人間が出来ていると感心を抱く。
未來は先程から、こうして立ち止まっては写真を撮るを繰り返していた。目につくもの全てが、写真のモデルに相応しい物体に見えてどうしようもないのだ。一度そう見えるともう無視して通り過ぎることはできず、こうしてカメラを構えてしまう。普段では撮らないようなものまで気になってしまう辺り、よほど気分が良くなっているのだと思った。
「あー素敵な笑顔を見せていますねー! さあさあもう一枚いきましょうかっ!」
「ミライさん、何に対して言っているのですか」
「この花ですよー!」
「笑っていませんよね。そもそも植物には表情もなければ感情も無いです」
「いえいえー満面の笑みですよっ! ああ、素敵ですっ!」
「……え?」
アイの体が強張ったことが、空気で伝わってきた。まあ理解できないだろうな、と思う。実際、人に説明してもなかなか理解されないし、そもそもわかってもらおうと説明することもできない。ファインダーを覗けば、被写体に表情が見えてくる感覚がする。この感覚を言葉で説明することは、今の未來では不可能だ。いずれ出来るようになる気もしない。
「先程も、木の枝の先端に対して、可愛い笑顔、と評していましたよね。通常、無機物には心が宿りません。よって、感情を得ることも不可能だと考えられますが」
満足いくまで撮れたので、その場から立ち上がる。撮った写真を確認してみると、やはり名前の知らない花は、笑っているようにしか見えなかった。あとで種類を調べてみよう、わからなかったらハルに聞こうと考える。
「どうでしょうねー。でも、どんなものにも、心はあるんじゃないでしょうか! この花にも、さっきの枝にも、私達がわからないだけで、心がある気がするんです!」
だってほら、と、先程撮った花の写真を、アイに見せる。
「心が無かったら、こんなに輝くはずないですよ!」
身動き一つせず、アイは目だけを動かし、写真をじっと見た。
「……心は、その心を抱いているものを、発光させる力があるのですか? ですがこの花は、発光しているようには見えませんが」
「おお、凄い面白いですね! アイさん、大物な感じがします!」
アイは、まだ何か考えているようだった。その場に立ちすくみ、花を見つめ続ける緩徐を、さあさあ行きましょうと促す。一呼吸遅れて、はい、と頷かれたときだった。
「あああーーー!! あそこにいる蜘蛛さん、とても悲しそうな顔をしている! この溢れ出る悲壮感、記録に残しておかなくては! はっ、あそこのゴミ箱のゴミ、凄く楽しそう……! もしもーし、なんでそんなに機嫌がいいんですかー! あっ、あの雲も幸せそう!」
手がいくらあっても足りない。千手観音が羨ましくなった。シャッターチャンスを逃してなるものかと駆け出した直後、アイのぼそりとした一人言が背中にかかった。
「まさに混沌。秩序とは相容れない存在となるでしょうね、ミライさんは」
結局道中に幾多ものモデルが待ち構えていたため、目的地につくまで三十分はゆうに超えた。アイは終始無表情で、不満を露わにするということはなかったが、「ここまで自由を地で行く人を見たのは初めての経験です」と口にしていた。その口調に嫌味は感じられなかったため、本心からの言葉だろうと感じた。
「それで、何の用が? この科学館に」
そびえるドーム状の白い建物を前に、アイは見上げながら聞いてきた。ふふふ、と未來は笑みが悪戯を企むときのものになっているのを抑えられなかった。
「ここで、芸術がわかるのです!」
「科学と芸術……。現時点では相違点しか見つからないのですが」
「まあ正確には、科学館の展示物ではないんですけどね!」
どういう意味かと首を傾けるアイを科学館内に誘導し、真っ直ぐ常設展示コーナーへと歩いて行く。その間ずっと「理解不能」と呟いていたアイだったが、コーナーまで辿り着くと、パズルのピースが埋まったとばかりに頭を上下した。「なるほど。これだったのですね」
展示コーナーの一角。壁に掛けられた、天体写真の数々。アイはそれらを見上げながら、写真を一つ一つ、目で追っていく。
「私はこの写真を撮った写真家さんが大好きなんですよ! 写真を撮るようになったのは、この写真家さんの写真と出会ったのがきっかけだったりするんですよ~。私も、いつか、こんな写真を撮れるようになりたいです!」
アイの隣に立った未來も、写真を見た。太陽系惑星や銀河、星団など、様々な写真があるが、そのどれもが、いつ見ても素晴らしいとしみじみ思う。ただ美しいだけではなく、どこか恐れも抱かせてくる。
本来宇宙は綺麗なだけの場所ではないはずだ。簡単に人々を近づかせない荘厳さがあるだろうし、一方で、命の存在する場としてそこにいてくれる温かみも持っている。この写真家は、星の持つ複雑怪奇さを、逃げることも逃がすこともなく全て写してくれている。
「この写真を見ると、多分これが芸術なんじゃないかな~って、私は思うんですよ」
「どういう意味です?」
それまで興味深そうに写真を眺めていたアイが、未來の横顔を見つめてきた。未來は写真全てを指すように、両手を広げた。
「見ていると感動しちゃうんですよ! 私の心が揺り動かされるんです! この写真を見ていると、色んな感情が一度に沸いてくる。綺麗だなって感心もするし、どこか怖くなるし、寂しくなるし、綺麗すぎて泣きたくなる。ここに行ってみたいっていう興味も沸く。心が凄く忙しくなるんですよ!」
締めの言葉だと、人差し指を立て、天に掲げる。
「人の心をわちゃわちゃのぐるぐるにする。それが芸術だと思うのですっ!」
「わちゃわちゃ……。ぐるぐる……。どうすればそうなるんでしょうか」
律儀に擬音を復唱する姿に、健気さが垣間見える。大人っぽく見えていたが、実は幼い部分のほうが強いのではと感じた。
「心が籠もっていれば、自然とそうなるんじゃないでしょうか! 現にこの写真には、心がいっぱい写っています! 撮った人の心もそう、星の心もそう。だからもともと綺麗な星が、もっと輝いて見えるんです!」
アイは少しだけ目を見開き、写真に焦点を絞った。
「……画像内に、心の存在を認識できませんでしたが。そもそも心は、視覚で感じ取れるものなのでしょうか」
「それこそ心で見る、ってやつですかね~……?」
アイは黙ると、写真に意識を集中し始めた。その食い入りように、なんとかして心を視認しようとしているのだとわかり、未來は思わず苦笑しそうになった。
こればかりはとても理論で説明できない。「私の考えですからね~」と付け加えておいたが、アイは割り切れない様子で曖昧に頷いただけで、何も言ってこなかった。
「にしてもやっぱり好きだな~この写真! とても素敵だと思いません?!」
「そうですね」
感情の籠もっていない声だったが、未來の意識はほぼ写真に向いていたため、気に止まることはなかった。それよりも、こうして写真を見上げている内、自分の中にむくむくと無視できない感情が沸き起こってくるのを実感していた。
「あー! 星の写真を撮りたいー!」
「まだ夜には遠いですが」
「なんでもいいので写真を撮りたい! というわけなのでアイさん、私はこれにて失礼させて頂きますっ! あとはどうぞご自由に回って下さいね! では!」
言いながら慌ただしく頭を下げ、きびすを返す。アイの返事が来る前に、未來は走り出していた。
カメラをしっかり抱きしめながら、そういえばあの写真家の撮る写真は、クラーレも気に入っていたことを思い出した。
以前公園で無料の写真展が開かれていたときに偶然目にし、衝撃を受けたのだと。今思えば、あの写真は、未來達を信じられるようになったきっかけでもあると。クラーレとの和解から何日か経った頃、一人言のように呟いていた。
家にある、あの写真家が作ったポストカードでも渡せば喜ぶかなと考える。
それにしても、と未來は先程のアイのことを思い返した。いつも無愛想なクラーレの喜んだ顔は、割と容易に想像できるというのに。アイに限っては、全く予想ができない。あの無表情が、笑顔に変わる。そんな瞬間は、本当に訪れるのか。
アイの中に喜びという感情は、存在する気がしなかった。
後天的にではなく、先天的に。彼女の中に、笑顔は元から無いのではないか。
自分でもよく直感が働くことがあるが、この時は、自分で自分の勘を疑った。冷徹そうな性格だから、そう感じてしまったのだろうか。
ふと、なぜ名前を知っていたか、聞き逃していたことを思い出した。
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