転:異世界ラビリンスワールド




 そこは迷宮ダンジョンが生活の一部、いや全てと言っても過言ではない世界でありました。

 いわば『ダンジョン ワールド』、またの名を『ラビリンス ワールド』と呼べる世界です。

 そこには冒険者という職業があって、彼らを支える仕事もたくさんありました。


 そして迷宮なんてものが当たり前な世界ですから、


「誰も見たことがない、考えすらしなかった出来事が、今まさに起こっている!」


 そんな実話と戯言ざれごとが尽きない、騒がし また可笑しくも賑やかな場所でございました。


 そういった数ある話の中でも、今回は特に こだわったお話が人々の間で広まりつつあります。


 聞くところによると、なんでも奇妙なリサイクルショップを銘打ったお店ができたようでございます。しかもそこの品々がこれまた不思議なものばかりでして、見た目通りの方が少ないとか。


 どこの誰が何故そんなお店を開くことになったのか、そこのところに興味を抱く者たちもいましたが、まずは開店1日目、自称1番目の来店者を名乗る人物の自分語りから話は世に広まっていったのでありました。



 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る