第47話 ユウ君
「そ、ユウ君だったンだ」
哀しそうな瞳でボクを見つめた。今にも泣きそうな痛々しい笑顔だ。
『ゴックン』咽喉が鳴ってしまった。
ボクは彼女の肩を優しく
「ユウ君は、メロンパンや菓子パンを買ってくれて……
二人は近くの公園で食べたんだ……」
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