第45話

「夏休みでさァ~ その年も…、スッゲェ~暑くって……」

 プルトップを開け、ひと口飲んだ。

「ン…」唇を手の甲で拭った。

「夏休みだから…、給食もなくって」

 また缶コーヒーをあおった。


 ボクは黙ってルナの話しを聴いていた。

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