第7話 青色の部屋だ

 かっちゃんの部屋の扉を開ける。

 相変わらず青色だ。


 クッションも絨毯じゅうたんもカーテンもベッドの掛け布団も青色だ。

 あと星のモチーフのノートや恐竜や好きなアニメのフィギュアが転がってる。


 わたしはいつも座るちっちゃな子供向けの青色の机の前のサッカーのボールの形をしたクッションに座ろうとした。


ゆい

「きゃっ……」


 後ろからチップとコーラのペットボトルを持ったかっちゃんに話しかけられて、とってもびっくりしちゃって。

 ちょっとちっちゃな悲鳴が出ちゃった。


 たぶんね、ちょこっとわたしの体は跳び上がったと思うよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る