3㎖ 試験、試練、このババア!
ちょっと前ですがセンター終わりましたね、学生のみなさん、並びにその保護者の方々…お疲れ様でした。
中学生も高校生も、次は私立入試ですね。
その学校を受験できること自体、親のサポートがあってこそという事を念頭に励んだら良いのではないかと勝手に思っています。
親にとっては「この学校へ行けてよかった、ありがとう」と言って貰えることが一番嬉しいのではないでしょうか?
気のせいですかね、今回は私が学生時代にあった鼻血にまつわる話です。試験も絡んできます。
私が中学生の時のこと。
確か…全国中学生統一テスト?
なんかそんな感じで全国の中学生がテストを受けた時ですね。
えぇ、お察しの通り…鼻血が、出てしまったのです。
国語のテスト中でした、
問題を読んでいるとなんか鼻がむずかゆいと言いますか…
「鼻血かな…」と思い、出していたハンカチで拭ったところ
血!わかる?!血!
白色のハンカチは赤いラインで彩られ、
当時ハマっていたロボットゲームの中に出てくる会社の、ロゴみたいなのが出来上がりました。
私はこれをラ○ンアークと名付けたのですが。
えぇ、新作待ってます(媚を売るスタイル)
不思議なもので、鼻血と言うのは一度認識したら結構ドバーッと出てくるのです。
私だけ?私だけですか。
あるいは興奮してただけかもしれませんね。
試験用紙は血塗られ、長文の文字が何一つ読めない状況に。
高校の時は国語が大の得意科目でしてが、中学の頃は平均〜平均ちょい上くらい。
長文問題一つ落としただけで大惨事になりかねません。
しかし、両手で受け止めても溢れ出す量の鼻血…気付かない試験官…いや気付けよ。
左隣(?)の人なんかクスクス笑ってたし、もう片方の人はめっちゃビックリしてたと思う。
それに気付くだけでも良いのに、なんの為の監督者だ。
私は意を決し、ある異常行動に走ります。
この両手から零れそうな程、鼻に貰った血を少し上にあげます。
それでも試験官は気付きません。
さればこそ!
私は手首あたりを口につけ、顔と手を傾け…
啜りました。
両手の血を、一気に。
半分固まったような大量の血は私の口の中や胃を見たし、異常な鉄の匂いが私を襲います。
「あ゙ぁ゙ー…ん゙っ゙ん゙ん゙!」
と言う具合に、変なため息のようなものを下手な咳払いで誤魔化します。
ちなみに次に聞こえてきた声は
「○○番、うるさい」
というおばさん試験官の声。
この野郎……!
そろそろ気付けよ、というかこっちちゃんと見ろよ、口周り血だらけだろうが。
お前はラクー○シティの生き残りか。
番号はさすがに覚えてませんが、この時の怒りは覚えてます。
そこでちょうど別の係員というか…監督、連絡係?こういうバイトをした事がないので呼び方がわかりませんが、別の男性の監督者の人がなにかの報告をしに教室に入ってきました。
今です!
私は血塗れの手を上げました。
するとやっとこっちを見た…のは今入ってきた方の男性
男性大きく目を見開くと、ババ…おばさんに声を掛けて私の方を指さしました。
ババアは私の方に来ると、
「何?」と言いました。
何もクソもあるか。
鼻血出して半分パニクっとんねん。
血の匂いが酷く、吐き気まで催してきた私。
正直、手を上げる為とはいえ血を飲むのは失敗でした。
※この後めっちゃ体調悪くなりました。皆さんは真似しないように。
気持ち悪くて、鼻血が未だ止まらなくて
「鼻血…」と言うのがやっとでした。
するとおばさん。信じられない対応をしたのです。
「見ればわかるよ、どうしたいの?」
と、当たり前だろ的な顔で言ってきたのです。
この血を使って呪ってやろうか。
降霊術でも使ってやろうか。
「学生様、お前を殺したい」と言うのを堪えて
「鼻血が…すごく…体調、悪いので…トイレ…いいですか…」
と途切れ途切れにやっとの思い出伝えました。
ちなみに声が途切れる度に、「で?で?」と挟んできたのもイライラしました。
私は手から滴る血をおばさんの背中に飛ばすと、トイレへ駆け込み難を逃れました。
それを見た友人は
「ト○コのコ○みたいだった」と話します。
……ポイズンドレッシングじゃねぇよ。
ちなみに、この時の試験の結果は…
国語だけ…ね、サヨナラしました。
今は乾燥している時期なので、よく鼻血が出ます(私は)
こうはならないよう、しっかり体調管理をし、万全の体制で試験へ望んでください。
皆様の合格を願っています。
鼻血がめっちゃ出んねん 祖バッタ(羊) @tamitune370
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