2㎖ 我ら壁塗装業者

異常な量の鼻血が怖くて検査に行ったら

「血圧の値が凄いいいですねー」って褒められた鼻血エッセイはっじまっるよー。



私がお上品で、かつ優雅で聡明でエクセレントという事は前回の話で感じ取っていただけたと思います。

地べたを這いずる緑の虫、祖バッタ(羊)です。



これは「イキリ」という単語が流行って以降あんまり人には話さなかったエピソードなのですが…

ネットなんて見栄の塊みたいなものですし、今回は「こいつイキってんなァ」と言われても仕方が無いエピソードを語りたいと思います。


しかし、勘違いしないでください。

私が今回伝えたいのは、「鼻血の有用性」です。

身を守る手段や、最近では私は潤滑剤に使ったり…一時期、絵の具の代わりの材料として使っていました。


私はこの話を読み

「はた迷惑な血」という認識を改め

道具や材料、護身にも使えるのだな

という認識を持ってもらいたいだけです。

こういう話は今回限りです。



私の鼻血騒動は、一部の人間の間でしばらく話題になりました。

私は、楽しいことが大好きです。

静かな空間というのが嫌いなので、高校生活初日の静まり返った教室で「え?誰か死んだ?葬式?」と言って笑いを取ろうとする程です。


しかし、自分が恥ずかしい思いをして、図らずも笑いを取ってしまった場合は…これはあまり好きではありません。

今回の鼻血騒動では、この「図らずしも」の場合に入ります。

なのでこうも騒がれると、「なんだかなぁ」という気はしましたが

「まぁ仲のいい人なら」「すぐ飽きるだろ」

という思いから、一応振られた話題(鼻血)や質問には応えるようにしていました。


問題は知能指数が推定3くらいの…所謂関わりたくもない不良さんたちですね。

聞きつけて以降、喋ったことも無いのに「あ、鼻血だ」と私を指さして笑うのです。


思わず私は「は?」と返してしまい、恐らくこれで目を付けられたのでしょう。

理不尽過ぎかて


その態度が気に入らなかったのか、

お下品で、かつ粗野で間抜けでファッ○ンな不良たちは私に絡むようになります。


今思っても理不尽なこの騒動

思春期真っ盛り、見栄張りたいマンな私は激おこプンプン丸でした。


私の中学校には、廊下の窓の所に鉄の棒が柵のように一本設けられていました。


人数が多い上、血気盛んな学校だったから「窓を割られない用」か

それとも足を怪我してしまった人や、足に障害を持ってしまった人用の「手すり」かは当時の私には分かりませんでしたが…



休み時間中そこへ寄りかかり、友達と朝読書の時間中(や授業中)に読んでいた小説の話題やそこで出てきた表現について話し合うのが私の日課でした。日課?


そこへ話題の不良さん登場

一人じゃ向かってこれないのか、大勢連れて私の前で立ちどまりました。


私はそれらゴミ虫を完全に無視し(これを言いたいが為の振り)友達と本の話題で盛り上がります。


すると一人の不良が、私の腹を軽く殴ってきました。

「ジャブ、ジャブ(ボクシングのパンチの種類)」だの、「サンドバッグ」だの言う様にいい加減腹が立ち


お上品な私の口から言うのも何ですが…

鼻の奥にある、硬いタイプのハナ○ソの位置を感覚で掴み、そこを思いっきり押します。


すると、ハナク○は私の鼻の血管をの血管を容赦なく傷付け鼻からは多量の血が流れてきました。

これには不良さん大喜び


私を殴っていた奴も喜び、笑いながらツレの不良の方へ振り向きます。


私はこの瞬間を狙っていた。


私は鼻から出る血を、右手にめいいっぱい塗りつけて

仲間の方へ振り返り、こちらに意識を向いていない不良の方へと歩きます。


そして、後ろから殴ってきてたやつの顔面に血を塗りつけ、まず目を奪います。


何が起こったのか、鉄の匂いがする液体を顔中に塗られた不良は顔を右下へ逸らしました。

私は逸れてきたアゴを右肘で挟み、後ろへ大きく下がります。


この時、目を奪われ、首を絞められた不良は完全に混乱し、足を動かすのを忘れていました。

私は壁際へ背をつけると、曲がっていない膝を蹴り

同時に重心を下へ移しました。


この数秒の間で完成した状況は

首を完全に締められ

足は宙ずり

顔は血塗られて周りも見えず

廊下の完全に反対側にいる、呆然として仲間たち


首をいきなり締められると、当たり前ですが人間は混乱します。

なので、「早く気道を確保しなきゃ」という思いから腕を外すことに夢中になりがちですが…

こういう場合は落ち着いて、首を絞めてきている人間が男なら金的か、

男女共通で使えるのは内ももを抓る事でしょう。


一見すると、私は立てこもり犯のように見えたのかも知れません。

しばらくして集まった先生方は、虐められてた私を説得する形で自体は収束



ちなみにこの後、相手方のお母様はお怒りになり

「裁判を起こす」と言い始めたので謝罪に行きました。


まぁ帰り際唾を吐き捨てたり

次の日の学校で「お前の家覚えたからな」というと彼らはもう絡んでこなくなりました。

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