鼻血がめっちゃ出んねん
祖バッタ(羊)
プロローグ・1㎖
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
私祖バッタ(羊)という名前で、短編をいくつかと連載形式で異世界ものを書かせて頂いています。
しかし、今回はそんな異世界でも、ストーリー性もない…わたくしの日記でございます。
この作品を読もうと思った方は、タイトルに一度は目をやった事でしょう。
タイトルからお察し頂けるか、今回書かせていただくのは
鼻血のエッセイです。
事の始まりは中学二年…?
多くの中学生は部活に真っ盛りな時期ですね。
私は中学時代はバドミントン部に所属していました。
これは兄の影響…というか
どこの部も大して興味がなかったので、私と入れ替えで卒業した兄から道具を借りれば部費も他より抑えられるだろうというお金を気にしての事。
うちは貧乏とは言われない…様に生活しているつもりですが、決して裕福ではありません。
私の勝手な気まぐれで部費がかさばると両親が可哀想という考えからでした。
最も…部費がほぼかからない文化部に所属しようとしたら、私が気遣って居たはずの母から「文化部は虐められるぞ」と脅されたからで仕方なく運動部に……。
まぁそんなやる気のない入部だったのですが、一年の頃はほぼ筋トレしかさせられません。
体を動かすのは存外私にとって楽しい事で、若干太っていた私の体重はみるみる落ち…何とパックが。
横割れ以外の割れ目がついたではありませんか。
私は二年になっても、筋トレだけで構わないと告げたのですが顧問に「いやそれは…」と微妙な顔をされ、渋々バドミントンをしたのですが
いやこれまた楽しい。
元々運動したくなかった私は、いつの間にか部内5位に位置付きました。
確か部活人数は…20人近く?
例年より多かったようで、その中で一度はトップに躍り出たものの、多くの才能を持ったヤツらに抜かされて5位に…
悔しさを盾に先輩方に媚へつら…練習を重ねて2年で大会に出ました。
はいここからエッセイの始まりです。
ベスト16戦の終わり、その緊張と夏の締切った体育館という暑さ…そして集中度からか
私の興奮は頂点に達し、鼻の血管が切れたようです。
試合後御手洗に向かった私に襲ったのは、蛇口を軽〜くひねった位の量の鼻血。
血はダダダダーーー……タンタンタッタッタッという、
文字にするとリズムを刻んでいるように思えなくはない…とにかく、そんな血の出方でした。
私は一人ぼっちのトイレで思わず声を出します
「あかんあかん血!血!どっ血?両穴!?」
そのような事があるのか、両穴から鼻血が出ている。
私は焦ります、貧血で倒れる?この暑さの中一人で?
中学生というまだ幼稚な脳は、そこから一つの結論へ直結させました
「死ぬ!」
私がそう言うと同時に現れたのは部の先輩。
先輩は私を見て爆笑します。
おいこら自分何わろとんねん。
そのちょっとしたイラつきが逆に私の脳を冷静に……いや、させませんでした。
私はあろうとこか、鼻の穴両方に…
右の穴には右手の人差し指を。
左の穴には左手の人差し指を
「ふんぬっっ!!」
ズボォッ!ヌルッ!
突っ込みました。
しかし、意外にも血とはサラサラな物ですね。
血が潤滑剤となり、鼻の、こよりこよりでも触ったことないような最深部へ私の指は容赦なく突き進みます。
そして、指の入らないような空洞部を突き、私は嘔吐き《えずき》ます。
それを見て先輩大喜び。
誰かを呼びに行きます。
この野郎待て、せめてそこで小便垂れろ。
その間に止めてやるという願いも甚だ虚しく、無常にも先輩は元来たドアを開けて走り去ります。
私はそこで気付くのです。
鼻の…根本付近を抑えねば?!
何故ここまで気付かない、焦っていたのか、興奮していたのか、バカなのか。暑さにやられてもっとイカれたのか?
床や手は既に血塗れ。
おニューのユニフォームも、なんと白い部分に血がついています。
あっあぁあー…もっと早く気付けばなぁと考えていると、顧問の先生を含めてさっきの先輩が僕を笑いに来ました。
いや顧問は心配してましたけども。
後ろのギャラリーが楽しそうにしてたのを私は忘れない。
主に先輩や。まだ覚えてるからな。
しかし、私は普通に鼻を抑えて
普通に鼻血を止めようとしていたので、この件はこれでおしまい。
えぇ、実話なんですこれ。
脚色や誇張など一切無しで。
人の真剣な姿とは、時に人の笑いを呼び起こすものです。
だからエッセイにしようと思ったのですけども。
こんな感じの鼻血のストーリー、まだまだあるんです。
中にはこんなに面白いことは起こらなかった、普通の話もあります。
いや大半は普通や。毎回面白おかしくてたまるか。
だから、面白かったらみんなで共有できるように
ここに残しておきますね。
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