〔漢詩藁〕

菅廟

 菅 廟 古 梅


 菅廟くわんべうの古梅

澹日たんしつ 寒梅のかたち

晶々しやうしやうとして繁きこと星に似たり

春宵しゆんせう 林下りんかの路

脉々として暗香かくは


※下平声九「青」の星・馨による押韻、仄起式五言絶句。


備考備忘:


〔平字○/仄字● 〕 

【起】●●○○●

【承】○○○●韻

【転】○○○●●

【結】●●●○韻


尚、ChatGPTによる拙詩の解釈は以下の通り。

---

この詩は梅の花が美しい春の情景を詠んでいます。以下に各句の解釈を示します。


淡日寒梅影(たんじつ かんばい えい)

「淡日」は淡い日差しや薄明かりを指し、「寒梅影」は寒い中で薄暗い中に梅の影を意味します。この句では、寒々とした中にも淡い日差しが差し込み、梅の影が映えている様子を描いています。


晶々繁似星(しょうしょう はん び せい)

「晶々」は輝いている様子、「繁似星」は星のように繁っていることを表現しています。この句では、梅の花が輝き、星のように多く咲いているさまを描いています。


春宵林下路(しゅんしょう りんか ろ)

「春宵」は春の夜、「林下路」は森の中の小道や路を指します。この句では、春の夜になり、森の中の小道を歩く情景が描かれています。


脈々暗香馨(みゃくみゃく あんこう けい)

「脈々」は続々と、絶え間なく、「暗香馨」は香りが漂っていることを指します。この句では、絶え間なく広がる梅の花の香りを表現しています。


この漢詩は、寒冷な中でも梅の花が美しく咲き、春の夜にその香りが漂っている情景を描写しています。文法的な誤りや平仄の誤りは見当たりません。詩の構成や表現は上手くまとまっています。

---


蟻十三。

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