応援コメント

Variante」への応援コメント


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    雞蛋芲(プルメリア)や芙蓉芲(ハイビスカス)の花を思い浮かべながら、拝読致しました。
    布哇(ハワイ)には旅行したことがあります。加哇(カウアイ)島をライトブルーの車で一周しました。懐かしい思い出をふと思い浮かべていました。

    フランスには私自身は訪れたことはないですが、父母が旅行していますし、妹もニース方面を訪ねたことがあり、写真付きでお土産話も聞いているので、ささやかながら、レビューを書かせていただきました。もし、レビューのことで何かありましたら、率直にお伝えくださいませ。よろしくお願い致します。

    作者からの返信

    中澤樣

    赤丸の灯ったベルマークを確認して吃驚致しました……頂戴した応援、コメント、レヴューの百花繚乱!! スクロールしても容易に見霽かすこと叶いませんでした。時しも盂蘭盆のお忙しいところ、一気に拙文ご高覧下さいまして有り難うございます。

    諸々の事情が許さず、実は私はこれまで海水浴の経験がありませんで、ハワイにも残念乍ら行ったことがありません。学生時代に最後のハワイ国王、リリウオカラニ女王の伝記を読む機会がありまして、王国の旧跡など何時か巡ってみたいものだと思いつつ今に果たせず仕舞いです。

    「加哇(カウアイ)島をライトブルーの車で一周」、何とお洒落な。至福の時間、最高のご気分だったことでしょうね。何故か急に思い出して、YouTubeでオリジナルラヴの「朝日のあたる道―AS TIME GOES BY―」のPVを見出しておりますよ……母がよく車の中で聴いていた曲です。

    「La grande ville de l'art―芸術の都にて」へのレヴューも有り難うございます。パリの一齣を記す「手帳」、あるいはフランスに向けた「心の通関手帳」に拙文がなれておりましたら倖いです。ご家族はフランス旅行のご経験がおありなのですね。今度の五輪はパリ……チャンスでしょうか。

    編集済
  • お邪魔いたしますm(__)m
    「Variante」を「异体字」と解釈される工藤様のセンスは「cicada」をモチーフに俳句を作られたころのままに、素晴らしいです。私はcicadaが落ちて土瀝青に叩き付けられた瞬間の音を存じませんが、あの翅は「撥」と鳴るのでしょうね。「Variante」には文字の突然変異種が躍っていて、「餝窗」は無難に「飾り窓」と書くよりも、かなりワクワクします。ルビにも旧字体の「ゐ」が使用されていて、工藤様が此の410字に如何程こだわりを詰め込まれたか、お察しして尊敬いたします。
    「青春」=「老成せざる者の愚行」とは成程です。逆に人生の終着点で末嫩き時代に還れるような、淡い期待も持っております。どちらにしても、工藤様の語彙世界に居るあいだは、媺しき純粋を持っていられる気がします。
    すみません。「コロナ」の件は別の小説サイトでした。「大手プラットフォーマーの規制に則り、新型コロナウイルスに関する内容の作品の投稿を全面的に禁止させて頂く形になります」と制限がかかっているサイトがあり、カクヨムは今のところ制限がかかっている様子は無いのです。情報に踊らされ過ぎて本質を見失っては、いけませんね。
    このたびは「DNAの螺旋のようなコード」の属性について、詳細をありがとうございました。
    『人形への小夜曲』は最終話まで書き終えて下書きに眠っておりまして、今夜には更新する予定なのですが、まさに『母がラルムを何らかの形で「産み直す」』展開をえがいています。旧式の電話のコードから推察いただく総てが、ラルムの義耳のように、ぴたりと当て嵌まります。「DNAの螺旋のようなコード」はラルムを救う「命綱」でもあり、生死を結ぶ「連絡通路」でもあり、「臍の緒」なのです。
    工藤様の丁寧且つ的を射る「読み」を拝読させていただき、連載の幸福に浸り、感謝しております。

    作者からの返信

    宵澤樣

    「此の410字に如何程こだわりを詰め込まれたか」、また「語彙世界に居るあいだは、媺しき純粋を持っていられる気がします」と仰って下さいまして、何かと沈みがちな心の裡に煦かな陽が射したような嬉しい気持ちになりました。いつも励ましのお言葉を頂戴し有り難うございます。

    「人生の終着点で末嫩き時代に還れる」というイメージは確かに分かるような気がします。何より、「老衰」(あまり適切ではないかもしれませんが、より精確・直接的には「呆け」)のことを英語で「second childhood(2度目の子ども時代)」と表現するのは言い得て妙ですね。そして「媺しき純粋」、これ又しても女偏のミステリアスな字です。「嫩」のように「媺」も何時か特別な時に使いたくなりそうです。

    仰るように、何のことは無い見慣れた語彙も異体字に宛てて変異させると、途端に不思議な色彩を帯びるのが面白いですよね。そういったところに漢字のダイナミズムを私などは感じてしまいます。「Variante」は一応フランス語の語彙なのですが、英語の「vary(変わる)」や「variation(変化)」、「variety(多様性)」などと同根で、これ自体「異体字」という派生的意味があるようです。やはりインド・ヨーロッパ語族はゲルマン語系にしろロマンス語系にしろ、お互いが近しい「家族」関係にあること再認識させてくれます。

    カミュが『ペスト』を書いたように、コロナも又、文学のモチーフとしてはかなり強力なもののように思うのですが、やはり現在進行中の事況ということもあり様々な配慮が必要だと判断されたのでしょうか……少し時間が経って近過去として回顧し、ある程度の総括が出来るようになった段階でどうなるか、といったところでしょうか。

    「旧式の」は些か穿ち過ぎてしまったようですね……そもそも御作ではそういった時間操作はしておられなかったのに、私の方で勝手に思いついて妄想してしまいました、悪い癖です……が、「DNAの螺旋のようなコード」、本当にそうなのですね!?お母上がラルム君を「産み直す」物語、これから拝読しに伺うのが楽しみです。感想はお邪魔しました時にコメントとして残させて下さい。

    そういえば、私の語彙世界もそろそろ宵澤さんに踏破されてしまいそうな気配を醸してきました……なるべく永くお楽しみ頂けますよう、私も仕事が落ち着き次第、拡張を再開していく所存です。