ミドルフェイズ:シーン4「入道雲の空の下」

GM:助かるために、生きてこの町を行かねばなりません。あなたは薄れゆく自我をなんとか奮い立たせ、周囲に警戒を張り巡らせました――。

 ということで、安全なルートを通るための判定を行って頂きます。

 バケモノの目をかいくぐるなら<知覚>難易度7

 乗り捨てられた車や自転車やバイクで一気に突っ切るなら<運転:任意>難易度7

 その他、エフェクトの使用などが可能です。

透利:<知覚>の方がよさそうかな 難易度7なら今のダイス数ならいけるだろ…(慢心

透利:エフェクトは特に思いつかないので、単に<知覚>でいきます。

GM:はーい、どうぞ!

透利:(ころころ→10)はい。ちょっと怖いなこれ(

GM:意外とギリギリであった( でも大丈夫です、バケモノの隙を見て、どんどんと進んでいきます。が、それでも奴らはどこからでも沸いてきては――害意にまみれて襲い掛かってきます!

 もう1度判定です。今度は<回避>難易度8で!

透利:ひゃー <回避>はもともと8dx+1なので13dx+1になりますね(

GM:高いやん……どぞb

透利:(ころころ→13)よっし

GM:よかった バケモノの攻撃を、避けたりいなしたりでしょうか。ダメージを喰らうことなく進めます。

透利:よかった

GM:ですが、どんどんと、あなたの心の中の人間が死んでいきます。あなたの心と体が化け物になっていきます。

 そんな時、彩花さんがそっとあなたの手を握ります。不思議ですね。彼(彼女)が握ってくれていると、「人間」としての心に色が灯って、人間として在れる気がします。

 化物なのに化物を殺し、人間ではないのに人間と寄り添う、今のあなたは化け物も人間も二重で裏切る存在です……。

篠月彩花:「綿貫くん、どうしたの……?」

GM:そう声をかける彩花さんの肩越しに、大きな入道雲が見えます。

透利:「……ん、いや、篠月だけでも連れてこられてよかったなと思って」夏だなぁ、と唐突に思ったりしました「俺一人じゃその辺で諦めてたかも」

篠月彩花:「私も、綿貫くんがいてくれてよかった。……こんな状態で独りじゃ、きっと何もできなかったもの。でも……もし、もし、私が足手まといなら。綿貫くんだけでも逃げて。綿貫くんだけでも、生きて」

透利:「馬鹿言えよ、んなことしたら、あとで環に何て言われっか……。大丈夫だよ。裏山まであとちょっとだろ。化け物の避け方も、コツつかんできたしさ。頑張ろうぜ、そこまで」って手を強く握りました

篠月彩花:「……ごめん、変なこと言っちゃったね。一緒に助かろうって言ったの、私だもんね。……行かなきゃ、生きなきゃ」

GM:手を、しっかりと、もう1度握り直しました。

 先に進みましょうか、〆ても?

透利:おっけです すすみましょう(震え

GM:あと少し。もう少しで、この町から出ることができます。そうすれば助かります。きっと、助かります……。

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