Q8 物語独自の固有名詞に工夫している点はありますか?
『BOOK』独自のアイテムや名称に、【】を多用しています。
分かりやすく表現するために使用していたのですが、多用しすぎてくどくなってしまったという身も蓋もない状況にもなってしまったというね……。
以下、箇条書きして行きます。
【本】
不思議な白い本が、50年に一度の不思議な能力と紋章を得て【本】と呼ばれるようになる。
例:『竹取物語』の【本】
【読み手】
【本】に選ばれ、手にした人間の呼称。もとい、不老不死バトルに参加している人々の事。
例:『竹取物語』の【読み手】
【戦い】
【読み手】同士のバトルの事。50年に一度という、意外と短いスパンの開催のため既に何十回もの【戦い】が繰り広げられている。その中で、不文律というか礼儀のようないくつかのルールが確立した。
【読み手】同士の【戦い】では名乗るのが礼儀です。
~番外編~
フィリックス・フランネル
『BOOK』世界で知らぬ者はいない、超有名な世界的大企業。
四分の一が欠けたイチジクマークのパソコンやタブレット、スマートフォンその他諸々の電子機器を発表しているのみならず、常に時代の最先端をいく。この世界には某リンゴの会社は存在しない。
創業者は会社と同名のお方。世界長者番付第一位。
番外編は、『BOOK』を読み進めるにあたって、覚えていおいた方が良いかも?な、結構な頻度で登場しそうな会社の名前のため、蛇足的に説明してみました。
世界中の殆どの人々は、この会社から発売されているMyPhoneというスマートフォンを所有しています。ちなみに、よっくんは国産を使用中。
他、Hey! Tubeという名前の動画投稿サイトとか、実際のサイト名やブランド名を使用するのに慎重になっているので、何だか似た名前が登場します。
国名や県庁所在地は実際の名前ですが、よっくんたちの住むこよみ野市は架空の都市ですし、東京23区の名前は読み方だけが同じで漢字だけ変えています。誤字ではありません。
例:詩舞谷区、智代田区、文鏡区etc……
固有名詞は、使えば使うほど自分の世界を形作って確かなものが出来上がるように感じます。けれども、使いすぎれば現実と想像が混ざった混沌になってしまうので、その差分って難しいですね。
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