第8話 粘着質で面倒な奴だった

 レーダー照射問題に関して、日本側が韓国との協議を打ち切りました。21日の事です。

 翌22日、韓国側の反論がありました。各社の記事をザックリまとめるとこんな感じです。論点は三つ。


①協議打ち切りは残念。事実を明らかにしたいのならば協議の継続をすべきだ。

②照射音は実態不明の機械音で証拠とはならない。

③低空威嚇飛行に対して謝罪しろ。


 まあこんなものでしょう。先にも述べている通り、韓国側はこのレーダー問題で引っ張りたいみたいですね。北朝鮮との蜜月関係をバラされたくないからだと言われています。まあ、韓国側からの証拠の提示はほとんどなく、感情的なものばかり。日本が提示した具体的な証拠に対しては見向きもしない。そういう態度で協議を継続しろとか???ですね。まあ、何も反証が成功していない状況ですから、何か一本取ってやりたい気持ちはわからないでもありません。

 日本が協議の打ち切りを決定したのは、米国からの要請があったとも言われています。身内で喧嘩するなよって事でしょう。韓国ってば、日本にとって、安全保障の一角を担う重要な国ですから。


 さて、昨日からこんなニュースが飛び交っています。

『日本哨戒機また威嚇飛行…韓国合同参謀本部「再発時は軍規則遵守によって対応」』

 これは韓国の中央日報の記事からです。めんどいので、ざっくりと行きます。

 今月23日に、哨戒機「P-3C」が韓国海軍の駆逐艦「大祚栄」から540メートル離れたところで高度60~70メートルで飛行した云々。呼びかけたが応答しなかった。今度やったら痛い目にあわすぞ……的な内容でした。更に、18日と22日にも同様の飛行を行ったらしい。


 日本はもちろん、事実とは異なると反論している。錬度の高い自衛隊機がそんなヘマをするとは思えないし、通信が入れば返事をするのも当たり前です。何だか先に公開した映像の中の韓国軍と、自衛隊が同じだって言いたいのだろうか。先ずは証拠の映像と通信記録を出せよって話。


 BGMつきで派手なタイトルと字幕つきの豪華な奴を希望します。


 さて、自衛隊のこの偵察活動ですが、日本近海(防空識別圏内)に来た外国艦船は全て調べるとの事。過去何回も同様の飛行をして、文句を言いだしたのは韓国だけ。ついでに、レーダー照射問題でレーダーの使用を認めていたのに、一転して使用していないと強弁し始めてから。


 何かおかしいよね。


 他の国の軍艦はそういう事言わない。

 まさか、韓国海軍ってロシアや中国が何とも思わない事を脅威に感じるのでしょうか。そして、先月20日の時に脅威を感じたのなら、何でその時警告しなかった。


 まあ、低空威嚇飛行ってのが後付けの理由だって事を証明してるようなものだね。


 韓国はこの件を世界中に宣伝して、日本が悪いのだという印象操作をしたいのだろうか。

 

 だがマテ。


 他の国が脅威と感じないことに対して、韓国軍だけが脅威を感じているのだと、世界中に宣伝することになるのだがそれでいいのかな?


 いいんでしょうね。

 俺は知らない。

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